サッカー Jリーグ開幕戦『COVID-19 vs Japan』【アフロスポーツ プロの瞬撮】

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。
撮影/文章:西村尚己(2020年2月23日 J1リーグ ヴィッセル神戸vs横浜FC)
2月23日、ノエビアスタジアム神戸で行われたヴィッセル神戸対横浜FCのJリーグ開幕戦。

会場は試合前から独特の雰囲気に包まれていた。
なぜなら新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の予防・拡散防止のため、来場者に対してマスク着用や手洗いの徹底はもとより、
歌や肩組などの応援行為や応援道具持ち込みの禁止などの措置が講じられていたからだ。

試合が始まると私は普段通りカメラを構えたが、すぐに今まで見たことのない異様な光景に気が付いた。

白いマスク姿の2万5千人の大観衆で埋め尽くされたスタンド。
そしてボールの動きに合わせて無数のマスクが一斉に同じ方向を向く。
もちろんグラウンド上の運営スタッフやカメラマンも皆同じだ。

この極めて異様な統一感と一体感。

これは一体何を意味するのか。
それは見えない敵、COVID-19との厳しい闘いに挑もうとする今の日本の社会を象徴しているように思えた。

国難とも言える今こそ日本の社会全体がワンチームとなってこの危機を乗り越えて行かなければならない。

□カメラマンプロフィル
撮影:西村尚己
1969年、兵庫県生まれ。大阪大学大学院工学研究科修了。
人間味あふれるアスリートの姿に魅せられ、学生時代にスポーツ写真の世界と出会う。
大学卒業後は、国土交通省に勤務しながらアマチュアカメラマンとして活動するも、どうしてもプロの世界で挑
戦したいという想いが募り、2016年にアフロスポーツに転職。
現在は国内外のスポーツを精力的に撮影し、人間の情熱や鼓動、匂いなど五感で感じとれる作品づくりに励む。
2007年 APAアワード写真作品部門 奨励賞
2013年、2015年 写真新世紀 佳作 ほか
アフロスポーツ

1997年、現代表フォトグラファーである青木紘二のもと「クリエイティブなフォトグラファーチーム」をコンセプトに結成。1998年長野オリンピックでは大会組織委員会のオフィシャルフォトチーム、以降もJOC公式記録の撮影を担当。
各ジャンルに特化した個性的なスポーツフォトグラファーが在籍し、国内外、数々の競技を撮影。放送局や出版社・WEBなど多くの報道媒体にクオリティの高い写真を提供し、スポーツ報道、写真文化の発展に貢献している。

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