岡田遼が倉本一真をKOし悲願の世界王座を獲得【5・31 修斗】

バックを取りに行く倉本(左)(©SUSUMU NAGAO/SUSTAIN)

倉本の“投げ”を完封


 倉本は1R開始早々、飛び蹴りから組み付いてテイクダウンを奪い、バックを狙う。岡田はケージを背にししのぐが、倉本はじりじりとサイドからバックに移行しクラッチするものの、岡田は慌てることなくすぐに正対するとがっちりとフロントチョーク。

 試合後の会見で岡田が「がっちり入っていた」と振り返るほどの極まり具合だったが、倉本は驚異のパワーで強引に脱出。しかしダメージは大きい。上のポジションをキープしたものの、攻撃の手が止まる。

 その後、倉本はパンチから袈裟固めにとらえるが、岡田は簡単にリバース。

 スタンドに戻ると岡田の左ハイ、倉本の右フックと互いに重い打撃が交錯。岡田の効果的な左ジャブが続けざまに倉本の顔面をとらえるが、倉本はもらいながらもプレッシャーをかけ前に出ると岡田はケージづたいに回って倉本の攻撃を回避する。