驚異のスタミナ発揮!黒部三奈が修斗初代女王の座に輝く【8・1 修斗】

勝利を収めたのは黒部三奈(右)(撮影・堀田真央人)

杉本恵と3R、真っ向打ち合う


 プロフェッショナル修斗公式戦「PROFESSIONAL SHOOTO2020 Vol.5」(8月1日、東京・後楽園ホール)のメインイベントで「修斗女子初代スーパーアトム級王座決定トーナメント決勝戦」が行われ、元DEEP JEWELSアトム級王者の黒部三奈(マスタージャパン)が杉本恵(AACC)を破り、初代王者に輝いた。

 修斗は今年で創立31年を迎えるのだが、女子王座は初めての制定となる。

 修斗で女子王座制定の動きを察知した黒部は戦いの場をDEEP JEWELSから修斗に移し、昨年7月に韓国のイ・イェジを相手にした修斗デビュー戦で一本勝ち。11月に開幕した王座決定トーナメントでは1回戦のターニャ・アンゲラー、準決勝の大島沙緒里と2連続KO勝ちで決勝に進出した。

 対する杉本はレスリングの全日本学生選手権2年連続準優勝の実績をひっさげDEEP JEWELSでプロデビューしたものの、出産と育児のため、しばらく試合から遠ざかり、昨年1月の修斗トライアウトで現役復帰。3月から開幕したインフィニティリーグに参加すると3戦全勝で優勝し、今トーナメントの出場権を獲得。準決勝で中村未来から一本勝ちを収め、決勝に進出した。
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