メインを任された矢地がまさかの1RTKO負け「今は何も考えられない」【RIZIN.22】

勝利を収めたホベルト・サトシ・ソウザ(撮影・堀田真央人)

昨年末に復活勝利も再びどん底に


 初日のメインを任されたのは矢地祐介(KRAZY BEE)vs. ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル/ボンサイ柔術)のスペシャルワンマッチ。

 矢地はRIZIN参戦以降、ライト級のけん引役となっていたが、2018年8月から昨年7月までまさかの3連敗を喫し、メインストリームから後退。しかし昨年末の「BELLATOR JAPAN」で上迫博仁に劇的なTKO勝ちを収め、復活。今回の試合はライト級トップ戦線に返り咲くための重要な一戦だった。

 矢地はサトシの柔術技に警戒しながらもキックを繰り出していく。しかしサトシはその蹴り足をつかむとそのままテイクダウンに成功。がっちりとマウントポジションをキープするとパウンドの連打。なんとか脱出を図る矢地だったが、サトシは絶妙なボディーバランスで矢地を逃がさない。矢地の動きが止まりレフェリーが試合を止めた。

 矢地は試合後の会見で「完全にやられたなという気持ち」と肩を落とした。試合については「組んでからの一連の動きはやはり強かった。相手は入りから極めが強いから序盤は遠い距離で触らせないつもりだったが向かい合った時にふわっとしてしまった。結果として相手をなめた動きになってしまった」などと蹴り足をつかまれた場面を悔やんだ。

 今後については「ここからまた一つ一つ倒していって、トップ戦線に絡んで生きたかったが、最初でこけてしまった。試合に関しては今は何も考えられない」と語った。
「RIZIN.22 – STARTING OVER -」(8月9日、神奈川・ぴあアリーナMM)
◆第9試合/スペシャルワンマッチ RIZIN MMAルール:5分3R(71.0kg)
●矢地祐介(KRAZY BEE)(1R1分52秒、TKO)ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル/ボンサイ柔術)○

◆第8試合/スペシャルワンマッチ RIZIN 女子MMAルール:5分3R(52.0kg)※肘あり
○浜崎朱加(AACC)(2R1分26秒、アームロック)前澤智(リバーサルジム立川ALPHA)●

◆第7試合/スペシャルワンマッチ RIZIN 女子MMAルール:5分3R(49.0kg)※肘あり
○浅倉カンナ(パラエストラ松戸)(1R1分35秒、TKO)古瀬美月(Y&K MMA ACADEMY)●

◆第6試合/スペシャルワンマッチ RIZIN MMAルール:5分3R(61.0kg)※肘あり
○井上直樹(セラ・ロンゴ・ファイトチーム柔術)(1R1分40秒、リアネイキッドチョーク)渡部修斗(ストライプル新百合ヶ丘)●

◆第5試合/スペシャルワンマッチ RIZIN キックボクシングルール:3分3R(56.0kg)
○江幡塁(伊原道場)(判定3-0=29-28、29-27、30-27)植山征紀(龍生塾ファントム道場)●

◆第4試合/スペシャルワンマッチ RIZINキックボクシングルール:3分3R(50.8kg)※肘あり
○吉成名高(エイワスポーツジム)(2R3分8秒、KO)優心(NJKF京都野口GYM)●

◆第3試合/スペシャルワンマッチ RIZIN MMAルール:5分3R(66.0kg)※肘あり
○関鉄矢(SONIC SQUAD)(2R3分47秒、TKO)神田コウヤ(パラエストラ松戸)●

◆第2試合/スペシャルワンマッチ RIZIN MMAルール:5分3R(66.0kg)※肘あり
●白川陸斗(志道場)(3R4分40秒、TKO)萩原京平(SMOKER GYM)○

◆第1試合/スペシャルワンマッチ RIZIN MMAルール:5分3R(61.0kg)※肘あり
●山本アーセン(KRAZY BEE/SPIKE22)(1R3分32秒、KO)加藤ケンジ(K.O.SHOOTO GYM/3POUND)○
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