9月は防災月間! 災害時備蓄の準備がまだの人は、「ゆる備蓄」から始めるのがオススメ!

 今年の夏は例年に比べて台風が少なかった。

 インド洋の水温が高く、北西太平洋熱帯域の対流活動が平年よりも不活発だったためと言われている。

 しかしながら9月に入り9号、10号と立て続けに台風が発生しており、ラニーニャ現象の影響で今後も多く発生する見込み。

 この7、8月は例年に比べて台風の数が少なかったものの、年間の台風発生数は例年並みと予想されており、今後つじつまを合わせるように台風が多数発生すると思われる。
 毎年9月1日は「防災の日」と定められており、9月いっぱいは「防災月間」とされている。

 災害は地震だけではない。近年では豪雨や台風なども各地で深刻な被害をもたらしている。

 そして、災害が発生するたびにスーパーやコンビニの棚からは食料品をはじめとする商品が姿を消してしまう。そうなった時に慌てなくて良いように、この「防災月間」をきっかけに、自分自身の「災害時の備蓄」について考えてみよう。

すぐ出来る!オススメ備蓄方法3選!!

「備蓄を始めよう!」と思っても、実際に何から始めたらよいかわからない人が多いのも事実だ。大切なのは自分自身のライフスタイルや好みに合ったやり方で“無理なく始める”ことだ。今回はオススメの備蓄方法を3つ紹介する。

❶防災バッグ
 自宅が被災したときは、安全な場所に避難し避難生活を送ることになる。非常時に持ち出すべきものをあらかじめリュックサックに詰めておき、いつでもすぐに持ち出せるようにしておこう。
 サントリー食品インターナショナル(株)が、今年1月に実施した調査によると、3人に1人は防災バッグの中に期限切れのアイテムが入っていることがわかった。定期的な賞味期限などの確認をお忘れなく。

❷ローリングストック
 ローリングストック法は日常的に非常食を食べて、食べたら買い足すという行為を繰り返し、常に家庭に新しい非常食を備蓄する方法。この方法なら普段から食べているものが災害時の食卓に並び、安心して食事をとることが出来るはず。

❸ゆる備蓄
 そしてなかなか備蓄を始めることができない人に一番オススメなのが「ゆる備蓄」だ。「ゆる備蓄」とはいつもの買い物の際、商品を「あと1本(1個)」多く購入し、それを繰り返すことで始められる備蓄の新習慣。一度にまとめて備蓄を用意するのが難しい人でも無理なく始めることが出来る。まずは、備蓄するアイテムの中でも重要だと考えられている「水のゆる備蓄」を、次回の買い物から始めてみてはどうか。