2度目の防衛に成功の玖村将史がK-1王者・武居由樹への挑戦アピール【Krush.117】

飛びヒザが軍司の顔面をとらえ、玖村がダウンを奪う(撮影・蔦野裕)
玖村の左フックに軍司の顔がゆがむ(撮影・蔦野裕)

3Rにヒザで玖村がダウンを奪う


 試合は1Rからともにキレのいいジャブで攻撃の糸口を探り合う。玖村はジャブから左フックに左のボディーブローとつなぐと、軍司も左ボディー、ヒザと返していく。2R序盤からともにパンチが顔面に当たり出す。玖村は左ボディー、パンチのコンビネーションから左フックを顔面にヒット。そして左のジャブを立て続けに放ち、試合の主導権を握っていく。軍司もヒザ、右フックで反撃するが、玖村のジャブの前に攻撃が続かない。

 3R、なんとか距離を詰めてパンチを放ちたい軍司だったが、ここでも玖村のジャブが冴え渡る。左ボディーから左フックとつなげ、軍司を翻弄する玖村。そして顔面にヒザを突き上げるとまともに食らった軍司はゆっくりとダウン。軍司は立ち上がるとすぐに玖村に向かっていく。ここもジャブで迎撃する玖村だったが、後のない軍司は強引に距離を詰めていく。軍司のパンチがようやく玖村の顔面を捕らえ始めるが、玖村は巧みなディフェンスで決定打は食らわない。