山口元気代表の“黄金の左ミドル”が一夜限りの復活。皇治とスペシャルエキシビションで対戦【REBELS】

宮田プロデューサーの発表に山口代表はこの表情

山口代表は宮田氏の提案に「耳を疑った」


 対戦相手の皇治は昨年12月に今大会の開催が発表された折に宮田氏がREBELSの歴史の中で現在は他団体やイベントで活躍中のファイターに参戦を呼びかけた5人のうちの1人。かねてから「遊びに行く」と宮田氏には伝えており、何らかの形でセレモニーに花を添えることは予想されていたが、エキシビジョンながら山口代表とのまさかの対戦となった。


 皇治は2013年にREBELSに参戦し「60kg級王座決定トーナメント」に出場。その時は町田光に判定負けを喫したが、その後、大阪で開催された「SFK~7th anniversary~ ×REBELS -SPIRIT FIRE KOBE-」ではダブルメインイベントの第1試合に起用され、勝利を収めた。


 山口代表は「非常に戸惑っております。僕も50歳なので、エキシビションをやってくれないかと言われ、耳を疑った。その時に体重が73~74kgあって、最近は足も上げたこともないような状況だったので“無理ですよ”と話したが、宮田さんから“REBELSのファイナルということで皇治選手との試合を考えています”と言われ、宮田さんが盛り上げようと考えてくれている中で、僕が恥ずかしいという理由でやらないというのは失礼だなと思った。これを快諾してくれた皇治君の男気にも失礼だと思ったので、約1週間で7kgくらい減量した。話を聞いてから10日くらいだが、大好きな白いご飯も我慢し、普段は6~7つくらいは替える一風堂の替え玉も抑えて頑張って減量している」とこの期に及んでも戸惑いの表情は隠せず。


 そして皇治については「皇治君は昔、REBELSに出てくれた。そのころ会見は吉祥寺のバーでやっていたが、一人でやってきてくれて、盛り上げようという意識を持った発言をしてくれた。その後に大阪でSFKとREBELSがコラボした大会でも皇治君の応援団がすごくて、熱い試合をしてくれた。僕も皇治軍団のブースにTシャツを買いに行ったくらい。みんなから慕われている選手なんだなという印象を持っていた。その後にK-1に行って、スーパースターになった。またこうして、なぜか宮田さんがいて、皇治君がいて僕がいるという不思議な、まさかここで同じテーブルに座るとは思わなかった。本当にありがとうございます。感謝の気持ちを持って、REBELSファイナルなので、老体に鞭を打って頑張りたい。やはりリングに立つ以上は、出身は山木ジムなので、山木ジム所属と名乗らせていただきたい。引退はしているが、所属は山木ジムという気持ちはある。山木ジムの絆はすごく深いと思っている。山木会長も来られるので、その前で会長に教わったことをしっかり出したいという思いはあります」などと語った。