青木真也が3度目のフォラヤン戦に「互いに衰えもあるが経験した分もある。厳しい試合が待っているんじゃないかと思う」【4・29 ONE】

青木真也(©ONE Championship)

「ONE on TNT」シリーズ第4弾「ONE on TNT 4」

 アジア最大級の格闘技団体「ONE Championship」が米国のTNT(ターナー・ネットワーク・テレビジョン)とジョイントして開催する「ONE on TNT」シリーズの第4弾となる「ONE on TNT 4」(4月29日午前9時30分)に出場する青木真也(Evolve MMA)が現地入り後の4月26日、報道陣とのオンライン取材に応じた。

 青木はライト級の総合格闘技戦でエドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)と3度目の対戦を行う。

 当初はセージ・ノースカットとの対戦予定だったが、直前に対戦相手が変わったことについては「普通に毎日練習をしているので、特に影響はないんじゃないかな」と特に気にする様子はなし。

「フォラヤンと3度目」ということで、過去に1勝1敗と星を分けているエディ・アルバレスとの3度目の対戦についても問われると「いや、望んでいないよ。フォラヤンとの3度目も別に望んでいたわけじゃないし、そういう星の下に生まれているんですよね」と話した。

 今回の試合で勝てば4連勝となり「再びタイトルを」という声も上がりそうだが「あまり望んでいないです。とにかく試合やって、楽しくやりたいなって感じです」とさらり。

 フォラヤンとは2016年の初対戦では3RTKO負け、2019年3月の2回目の対戦は青木が1Rに肩固めでフォラヤンを失神させた。好対照の結果に終わった過去2戦については「お互い別人ですよね。状況も違いますし。だから何が変わったってわけではないですが、お互い年をとって変わったってことじゃないでしょうか」と振り返った。そして今回の試合については「互いに年を取って衰えもあるけれど、その分お互いに経験した分もあって、また2人で新しい勝負になるから、厳しい試合が待っているんじゃないかなと思います」と話した。

 現在37歳という年齢とこれまでのキャリアを踏まえ「今がピーク。最後の勝負という気持ち? それとも、やれるところまでやり続けるぞ、という気持ち?」と問われると「まあ、今、別に終わりだとも思っていないし、3年~5年くらい前にミッチ・チルソンに“あなたはもう終わりだと皆んなが言っているけど、格闘技を続けている理由はなんですか?”って聞かれた時、“いや、大きなお世話だな”って思ったんだけど、好きだからずっとやっているだけで、別に今がベストだとも思わないし、常にやれるところまで一生懸命やっていきたいなと思っています」と答えた。

 またセージ・ノースカットとの試合については「まあ、チャンスがあればやりたいと思いますが。まずは元気になってもらって。大変だと思うので」と語った。