劇団EXILE・SWAYが品川ヒロシ監督作『リスタート』で地元愛&東京愛を再確認

 劇団EXILEのメンバーとして俳優活動をますます充実させている、人気グループDOBERMAN INFINITYのSWAY。その最新作は、品川ヒロシ監督が、クラウドファンディングで製作を実現させた話題作『リスタート』。監督・俳優としては、実はこれが3度目のタッグとなるという。本作だからこそ結ばれたキャスト・スタッフ、ファンとの深い絆、そして改めて感じたという地元愛&東京愛を語る!

撮影・蔦野裕 ヘアメイク:富樫明日香(CONTINUE)

SWAY、品川ヒロシ監督と“3度のタッグ”で生まれた信頼関係

 東京で夢破れ帰ってきた故郷で家族や友人に背中を押され、再出発=リスタートに踏み出す主人公を、北海道・下川町の豊かな自然を背景に描く映画『リスタート』。本作は北海道・下川町と吉本興業が SDGs 推進における連携協定を結び発足したプロジェクトでもある。

「僕は北海道出身で、『EXILE TRIBE 男旅』(UHB北海道文化放送)という旅番組もずっとやっているので道内もいろいろ行ってはいるのですが、下川町を訪れたのは今回が初めてでした。本当に自然豊かで、水もおいしいし。星もきれいで、5分くらい見ていれば、ほぼ流れ星が見えるという感じで、ロケ中に何度も見たのでとくに願いをかけたりもしなくなっていました(笑)」。

 今回、品川ヒロシ監督の意欲作に重要な役どころで出演を果たしたSWAY。かねてより品川監督から一緒に映画を作りたいと言われていたという。

「品川監督には、DOBERMAN INFINITYのミュージックビデオをショートムービーにした作品(『OFF ROAD THE MOVIE』他)を2作品、撮ってもらっていて、実は俳優と監督という関係だと『リスタート』で3本目になるんです。そのご縁で、品川監督から“映画をやりたいからSWAYちょっと協力してよ”と言われていて、僕も“ぜひやらせてください”とお伝えしていました。でもまさかこんな大役を頂けるとは思っていなくて。僕が演じた大輝は、故郷に戻ってきた主人公・未央(EMILY)を支える幼なじみで、北海道でネイチャーガイドをしている人物です。役者としても演じてみたい役どころでしたし、物語の重要なポジションでもあり、ぜひチャレンジしたい役どころでした」

 優しく雄大な自然さながら、広い心で傷ついた未央を見守る大輝は見事なハマり役。品川監督からはどんなオファーを?

「品川監督は10分話すうちの30秒くらいマジメなことを言う方なので(笑)、けっこう茶化されながらだったのですが、僕を大輝役に起用した理由について、北海道で生まれ育ったという背景が共通していることや、情熱を持って生きる大輝の姿勢が僕と似ているということを言ってくださっていました。僕自身も、北海道の生き生きとした姿を写真に収めてその魅力を外に伝えるという仕事に熱い思いを注ぐ大輝にとても共感していました。なので今回は、役を作りこむというよりは大輝が言う言葉一つひとつを、情熱を持って言うことが僕の役割かなと思い演じていました。品川監督からはまず自由に演じてみてと言われていて、まず自分で感じたままに演じ、それを監督に見ていただいたのですが、ほとんど“それいいね、それで行こう”と(笑)」

 ネイチャーガイドでカメラマンでもある大輝。カメラを構える姿もばっちりハマっている。

「劇中でいろいろ撮っていましたが、実はあのカメラにはメモリーカードが入っていなかったので、僕自身の心に収めていました(笑)。でも今回、キャストたちがそれぞれスマホなどでロケの合間にいろいろ写真を撮ってあるので、皆さんにも公式SNSなどでお見せできると思います」

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