劇団EXILE・SWAYが品川ヒロシ監督作『リスタート』で地元愛&東京愛を再確認

©吉本興業

上京したSWAYが東京で感じたカルチャーショックとは?

 どん底の未央を支えたのは故郷の愛と優しさ。北海道から上京したばかりのSWAYはどんな思いを持っていたのだろうか。

「東京に出てきたとき、けっこうカルチャーショックを受けたんです。お寿司は東京のほうがおいしい、とか(笑)。もちろん北海道の寿司もネタがすごく新鮮でおいしいのですが、東京に来て初めて本格的な江戸前寿司を食べた時、そのおいしさに衝撃を受けました。他にも、東京に来て初めて焼き鳥の高級店があることを知って驚いたし、焼き肉も、北海道にいた時はジンギスカンのようにお皿に山盛りの肉が出てくるのが普通だったので、お皿に数枚のお肉が丁寧に並べられて出てきてそれを1枚ずつ焼いて…“これで4人前です”と言われたときは本当にびっくりしました。食べものばかりですね(笑)。東京で感じたネガティブなカルチャーショックってそんなに無いんです。梅雨くらいかな(笑)」

 ホームシックもなかった?

「そういえば無いですね。ただ、僕は年に1~2回くらいですけど、ストリートビューで地元に“帰って”みたりするんです。ときどきふと、小学生時代の通学路やよく歩いていた道が今どうなっているのかなとか、どんな感じだったっけと思って見てみるんです。思い出どおりだったりまったく変わっていたりして、けっこう面白いんです。自分の地元だけじゃなく、以前に旅した場所なども、ストリートビューで見てみるのはおすすめです」

 1つひとつ挑戦を乗り越え、東京に自分の場所を作り出した。

「北海道から出てきたばかりのころは僕も、簡単には戻れないという意識がありました。絶対に夢を叶えてから帰ってやるんだという気持ちでした。今では仕事を通して、地元の家族や友人、お世話になった方々にも今自分がどんなことをしているかが伝わるので、それを見て喜んでもらえるんです。“こうしてお前が頑張っているのを見るとこっちも頑張れるよ”と言われるのがうれしいし、僕自身にとっても励みになっています」

 地元愛に支えられつつ東京で新たな挑戦を楽しむ日々。

「今ではもう東京での生活が日常になっているので、北海道に帰ったときより北海道から羽田空港に降りた瞬間のほうが妙に落ち着きます(笑)」

 最後に、北海道愛を込めて全国のファンにメッセージを!

「北海道は本当に広くて、北海道出身の僕でも語りつくせない多彩な魅力にあふれた大地です。この映画でも“北海道の”というより下川町ならではの魅力をスクリーンを通して感じていただけると思います。逆に、この映画で下川町の魅力にふれて、北海道の他の場所にも興味をもってもらえたらうれしいです。よく“北海道に週末旅行に行くんですけど、函館と旭川と札幌を回りたくて…”と言う方がたまにいらっしゃいますが絶対に無理なので、そこは気を付けていただければ(笑)」

(TOKYO HEADLINE・秋吉布由子)

『リスタート』
監督:品川ヒロシ 出演:EMILY、SWAY、中野英雄他/1時間40分/吉本興業配給/7月9日(金)より北海道先行公開中、7月16日(金)より全国公開 https://restart.official-movie.com/ 
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