海人がムエタイの強豪を撃破。「サウスポーでもオーソドックスでも世界を取れるように頑張る」【シュートボクシング】

海人がガードの隙間から左のパンチをねじ込む(撮影・荒木理臣)

「これからはサウスポーに変えていきたい」

 試合後の会見では「強いと思っていたけれど、強かったです。もうちょっと見るタイプの選手と思っていたんですが、ガンガン来ていたので、そこは予想と違いました。(3Rは)気持ちが折れたんだと思います。あとはカーフ。サウスポーでやったんですが、それでも左足にカーフを蹴っていたので、それが効いていたと思う。最後は倒し切りたかった」と試合を振り返った。

 1Rと2Rをサウスポーで戦ったことについては「自分にとって新しい挑戦というか。最近はずっとサウスポーでしか動いていなかったんですが、その中で試合で動いてみたらどうなるのかなっていう挑戦というか、新しい自分を見つけたいと思ってやってみました。2カ月くらいしかサウスポーでやっていないのでまだリズムとか距離が完成ではない。これからはサウスポーに変えていきたいと思っているのでまだまだ練習していきます」と話した。3Rにオーソドックスに戻したのは「カーフが効いていたし、サウスポーもしょせん2カ月なので、パンチで距離が近くなった時にカウンターを合わせるとかが完璧に完成できていないので、オーソドックスに戻して倒そうと思った」とのこと。「いい左ストレートも入りましたが、あれも完璧じゃない。踏ん張りとか距離感とか合わせ方がばっちりあっていない。これから合わせていくんで、それができたら倒せると思う」などと今後もサウスポーで戦っていく意向を見せた。