井ノ原快彦、すみっコ劇場版最新作で発見「かわいいとか、ぷにぷにしていることが、こんなに人を幸せにしてくれるのかと」

「もうちょっと早めに連絡をくださいよ!」

 映画は「すみっこにいると、なぜか落ち着く。」という個性的なキャラクター、すみっコたちによる優しい物語。青い大満月の夜に魔法使いたちが町にやってきて夢を叶えてくれるという伝説のとおりに、すみっコたちの前に魔法使いの5人きょうだいが舞い降りる。やがて、魔法使いたちは月へと帰っていくが、すえっコの「ふぁいぶ」と間違えて、たぴおかが連れていかれてしまう。

「しろくま」「ふろしき」「とかげ」といった、かわいらしいキャラクターが登場する。

 前作から「えびふらいのしっぽ」が好きだという井ノ原だったが、「とかげ」に心を引き込まれたという。また、魔法使いの「ふぁいぶ」にも共感できたとし、「僕も6(しっくす)の方で頑張っているので、同じ数字としては頑張っていきたい」と話し、客席をニヤリとさせた。

 本上は「私も部屋の隅にいるのが好きで落ち着くタイプ。すみっコたちは、自分は自分のままでいいんだよと、お互いの存在をそのまま受け入れて、認め合っている。それって優しくて穏やかで温かい世界だなと思います。コロナとかいろんなことがあって、しんどいなとか辛いなと思う事が毎日あると思うんですけど、この映画がそんななかでもほっとできるようなひとときになるような、みなさんの心に寄り添えるようになればいいなと考えて作品に参加しました。温かい素敵な時間になることを願っています」

「完璧である必要なんてないと思わせてくれる(作品)」と井ノ原。「周りに仲間がいるから、自分ができないことは他の人がやってくれるだろうし、他の人ができないことは自分がやってあげればいい。お互いのネジを巻き合っているような世界で、この世の中もそうなっていけばいいなと思います。かわいいかわいいと見ているだけでも、これから気を楽にして楽しくやっていこう、家族や友達、仕事の仲間だったり、そういう人たちと寄り添っていこうという気持ちになると思います」。さらに「かわいいとか、ぷにぷにしているということが、こんなにも人を幸せにしてくれるのかと思います。明日もっと他の人に優しくなれそうな映画です」と付け加え、アピールしていた。

 11月5日公開。