吉成名高がRIZINに“電撃参戦”。KNOCK OUT王者の白幡裕星とヒジありのキックルールで対戦【RIZIN LANDMARK】

昨年10月の「RIZIN.31」で石川直樹から勝利を収めた吉成名高

「RIZIN LANDMARK vol.2」(3月6日)の追加対戦カード発表会見が2月25日に行われ、吉成名高(エイワスポーツジム)の参戦が発表された。KNOCK OUT-REDスーパーフライ級王者の白幡裕星(Battle-Box)と対戦する。この試合は52.5kgでヒジありのキックボクシングルールで行われる。

 吉成はキックボクシングでは前人未到のアマチュア17冠を達成し「天才ムエタイ少年」と呼ばれ、本場のタイではミニフライ級で、ムエタイの二大殿堂のタイトル「ラジャダムナンスタジアム」と「ルンピニースタジアム」のタイトル統一を達成した。これは外国人として2人目で日本人としては初の快挙。

 RIZINには2020年8月に初参戦し、すべてKOで4連勝。昨年大晦日の那須川天心のRIZINでのラストマッチの相手としてRIZIN側がオファーしたものの、契約体重、ルール面で折り合わずに辞退。この間の経緯を説明する際の榊原信行CEOの発言が物議をかもしたことから、今回の参戦はある意味「電撃参戦」といえるものとなった。

 白幡はアマチュアで45戦30勝の戦績を残し、2018年10月にプロデビュー。2019年12月にMuayThaiOpenスーパーフライ級王座を獲得。2020年2月のREBELSでは老沼隆斗との王者対決が実現したが、ここでプロ初黒星を喫してしまう。2021年2月の「REBELS ~The FINAL~」で老沼とタイトルマッチで再戦し、判定勝ちを収めリベンジを果たすとともに王座を獲得した。昨年暮れに長く所属していた橋本道場を離れ、1月にプロボクシング、K-1で活躍した渡辺一久氏が会長を務める「Battle-Box」に移籍。エイワスポーツジムでも練習を行っていることをSNSで報告していた。

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