笠原弘希がSB史上初の三階級制覇達成しSBと自らの強さを証明していく戦いに意欲【SB】

この左ボディーで勝負が決まった(撮影・堀田真央人)

 対する西岡は2018年に村田聖明とのSB日本ライト級王座決定戦を制してベルトを獲得。2020年にはKNOCK OUTで「無法島GP初代KNOCK OUT64kgトーナメント」に出場し、1回戦で小川翔、準決勝で鈴木千裕、決勝戦でバズーカ巧樹を下してKNOCK OUT64kgの初代タイトルも獲得した。同年10月にはRISEで行われた「RISE DEAD OR ALIVE 2020 -63kgトーナメント」に出場するも原口健飛に敗戦。その後、長年痛めていた左手首の手術に踏み切り、リハビリも含め長期離脱。今回は約1年5カ月ぶりの復帰戦だった。

 1R、プレッシャーをかけるのは笠原。西岡はロープを背負いながらもワンツー。笠原がカウンターの左フック、そして左ハイ。西岡は左フック、右ストレート、そして右インロー。それでも笠原はプレッシャーをかけ前に出るが、西岡は下がりながらも的確にワンツーを当てていく。笠原は左ハイ、左前蹴りも西岡はワンツー。オープンスコアはジャッジ1人が西岡を支持。