25歳の遅咲きデビュー戦で松本和樹が3つのダウンを奪って1RKO勝ち【Krush-EX】

右フックでダウンを奪った松本(撮影・蔦野裕)

 K-1ジャパングループのキャリアの浅い選手やデビュー戦を迎える選手たちの研鑽の場であり、壬生狼一輝のような他団体で活躍する選手たちの発掘の場でもある「Krush-EX 2022 vol.3」(4月29日、東京・GENスポーツパレス)でこの日がデビュー戦となった松本和樹(T-GYM)が翁長正吾(WSRフェアテックス西川口)と対戦し、1Rに3つのダウンを奪って、今大会唯一のKO勝ちを収めた。

 松本は山梨県南アルプス市出身の25歳。22歳からキックボクシングを始め「格闘代理戦争4thシーズン」のトライアウトを受けたものの落選。その後、K-1アマチュアの東日本予選Aクラス60kg3位、全日本大会Aクラス65kg準優勝の成績を残し、今回のプロデビューにこぎつけた。昨今、10代でのプロデビューが多いK-1ジャパングループで25歳でデビューというのは遅咲きの苦労人。

 試合は打ち合いでロープを背にした松本が左フックでダウンを奪う。立ち上がった翁長に今度は右フックでダウンを追加。最後は残り10秒を切ったところで左ストレートを打ち抜き、計3つのダウンを奪って豪快なKO勝ちを収めた。

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