パヤーフォンがMIO、菅原美優の日本人2トップを破り女子アトム級初代王座を獲得【K-1】

1R早々に放った菅原の前蹴り(撮影・辰根東醐)

 菅原は2020年11月に「第3代Krush女子アトム級王座決定トーナメント」の決勝戦でMOEを破り王座を獲得。ここまでMIOと優を相手に2度の防衛を果たし、かねてから「アトム級をK-1に持っていきたい」とK-1に女子アトム級王座を設立することを目標に掲げていた。準決勝では昨年からK-1ジャパングループに参戦し2戦2勝の松谷綺(ALONZA ABLAZE)と対戦し、2-0の判定勝ちで決勝に駒を進めた。

 1R、オーソドックスの菅原は左足、サウスポーのパヤーフォンは右足と、ともに前足を上げて牽制。パヤーフォンの左ミドルに菅原は右ストレートを合わせる。菅原は横蹴り。パヤーフォンは左ミドルも菅原はバックステップでかわす。菅原の横蹴りが顔面にヒット。パヤーフォンは左ミドル、菅原は前蹴りと得意の蹴りを出し合う。菅原は前足を上げて牽制。組みからパヤーフォンが右フック。終了間際、菅原は一気に詰めて右ストレートをヒット。