工藤公康が教える「夢の叶えかた」。小学生がはたらくことを考える「夢の課外授業×パーソルグループ」が開催

「はたらくワークショップ」の講師を務めたパーソルキャリア株式会社竜田遼氏

日本にある仕事の種類は、1万以上?

 第2部は、竜田遼先生による「はたらくワークショップ」。講師の竜田氏は、パーソルキャリア株式会社で“はたらく”を考えるワークショップのプログラム開発責任者を務める。プログラムは、経済産業省第11回キャリア教育アワード優秀賞を受賞。全国の小・中学校だけでなく海外の日本人学校からも実施依頼の問い合わせが来るほか、実施校へは他校の教員が見学に来るなど、人気のワークショップとなっている。

 ワークショップでは初めに、「もしお金が無限にあったら、はたらきますか?」と質問した竜田氏。お金を持っているのは自分だけで、ほかの人は変わらない、というルールだ。グループワークで話し合った子供たちからは、「はたらかない」との意見が多数。竜田氏は「小・中学生は仕事とお金がつながっていることが多い」とした上で、「今日はそれだけじゃない可能性も知ってほしい。世の中でやってみたいこと、人にしてあげたいことも、はたらく立派な理由になる」と呼びかけた。現在、日本にある仕事の種類は、約1万7000。「どこかに自分の良いところを活かせる場がある。たくさん種類があると知った上で、自分の夢や仕事を決めてほしい」と、仕事選びの可能性の広さを伝えた。