工藤公康が教える「夢の叶えかた」。小学生がはたらくことを考える「夢の課外授業×パーソルグループ」が開催

ゲーム形式で大盛り上がりだったグループワーク

 では、どうすれば多くの仕事に触れることができるのか。竜田氏は、仕事の知り方は「広げる」と「深める」だとキーワードを挙げた。家族へのお仕事インタビューや、職場体験などで「深める」ことはできても、より多くの仕事を知る「広げる」ことは意外とできていないと指摘。この日は「広げる」ためのワークショップとして、街が描かれたシートの中から知っている仕事や想像できる仕事を書き込んでいく、ゲーム形式のグループワークを行った。

 1つの職業で1ポイント。より多くの職業を書き込むとポイントがアップするとあって、子供たちはあれこれ話し合いながら、真剣な表情。この日のナンバーワンは49個挙げたチームで、教室からは大きな拍手が。大盛り上がりの様子でワークを終えた。竜田氏は「野球と一言にいっても、選手だけでなく、スポーツ用具を作る人、データを研究する人、チケットを売る人など、さまざま」とした上で、「表舞台だけでなく、裏で支える仕事もたくさん見てほしい。そうすれば、自分の好きなものや得意なことが仕事につながる可能性がグッと高くなる」とアドバイスした。

 最後は、工藤先生から「みんなの姿を見て、この先の未来が明るいなと感じた。こうして知識を広げていって、夢を実現できるように頑張ってほしい」とエールが。竜田先生は「僕の小さな頃の夢は学校の先生。形は違ってもこうして叶えることができた。夢はちゃんと前に進んでいれば、いつか近づいてくるもの。自分で動くことを忘れないで」と言葉を送り、会を締めくくった。