まず誰撮るの?【アフロスポーツ プロの瞬撮】

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。

撮影/文章:松尾憲二郎(2022年8月14日 Tリーグ NOJIMA CUP 2022 平野美宇)
スポーツ大会で撮影をしている。
先日は卓球。
勝敗予想しながらの撮影は日常だが、予想は毎回当たらない。
仮にその予想が当たろうが当たらまいが撮影リストの量にそう変化は起きない。
 
写真のニーズとしてはまず、個。ひとりのアスリートもしくは特定のチームのことで、勝っても負けても必要とされる。他には、勝った人、優勝した人。そして、特異な人。例えば最年少プレーヤーとか、何連勝中とか、スペシャルなアスリート。
 
さまざまなスポーツを撮影していると、どうしても各競技の深いところまでは情報を追いきれない。だからこそ、会場の拍手、溢れ出るどよめきの声、これらの音量や質を見極める。観客のリアクションで非常に有効な実力イメージランキングを作ることができる。
 
今年のお盆は卓球三昧だった。
日本の有名アスリートが集結した凄まじい大会だった。
 
■カメラマンプロフィル
 
★インスタグラム★
 
撮影:松尾憲二郎
1985年 東京生まれ
都立工芸高校デザイン科卒業
バックカントリースキーの撮影にあけくれ雪山を登ってきた。
2014年より「アフロスポーツ」に所属。現在は様々なスポーツを撮影している。
日本スポーツプレス協会 (AJPS) 会員
国際スポーツプレス協会 (AIPS) 会員
 
 
【取材歴】
2015 冬季ユニバーシアード(スペイン/グラナダ)、EAFF 東アジアカップ(中国/武漢)、柔道・世界選手権(カザフスタン/アスタナ)
2016 スキー遠征(モンゴル/アルタイ山脈)、リオデジャネイロパラリンピック
2017 冬季ユニバーシアード(カザフスタン/アルマティ)、冬季アジア大会(札幌)、夏季ユニバーシアード(台湾/台北)、フィギュアGPシリーズ(ロシア/モスクワ)
2018 冬季オリンピック(韓国/平昌)、夏季アジア大会(インドネシア/ジャカルタ)、体操・世界選手権(カタール/ドーハ)
2019 陸上・世界選手権(カタール/ドーハ)  
2020 東京2020オリンピック 聖火・採火式(ギリシア/オリンピア)
【個展】
2011 冷やしボブ(ボブ東京)
2014 YMK_展(EATME GALLERY 南青山)、YMK_展(UP LAND 札幌)
2016 SKIING MONGOLIA(代官山ヒルサイドテラス)、season(NIKON 新宿フォト・プロムナード)
 
【グループ展】  
2018 AJPS報道展 『鼓動』
アフロスポーツ

1997年、現代表フォトグラファーである青木紘二のもと「クリエイティブなフォトグラファーチーム」をコンセプトに結成。1998年長野オリンピックでは大会組織委員会のオフィシャルフォトチーム、以降もJOC公式記録の撮影を担当。
各ジャンルに特化した個性的なスポーツフォトグラファーが在籍し、国内外、数々の競技を撮影。放送局や出版社・WEBなど多くの報道媒体にクオリティの高い写真を提供し、スポーツ報道、写真文化の発展に貢献している。

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