実に面白かった!大人気ドラマシリーズ『ガリレオ』の劇場版第3弾!『沈黙のパレード』を、観た!【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

 こんにちは、黒田勇樹です。
 TOKYO MXさんで撮らせていただいている「妖ばなし」の新作となる「いそがし」 が9月24日にTOKYO MX2で朝7:30〜7:45で放送されることになりました。
 主演に佐伯日菜子さんを迎えるという豪華版。その一方で僕の奥さんと息子も出演するという手作り感!息子はデビュー作となります。
 超手前味噌!と言わずにぜひご覧いただければです。
 では今週も始めましょう!

黒田勇樹

 ぶっちゃけますが、テレビドラマの推理モノは“途中から観ても、洗い物とか家事をしながらところどころ観ても”ストーリーが、なんとなく理解できるように、作られています。
“崖”とかね。アレはもう、推理に見せかけた“ここまでのあらすじ”です。

 テレビはね…“家具”なんです。生活の一部であり“一生懸命、観なきゃいけないもの”では、ないんですよ!!(コンテンツを作る側は、一生懸命観てもらおうと思ってつくんなきゃいけないけど!)

 推理や芸術に一言ある人には物足りないかもしれませんが、でもね、テレビ番組は広告料でまわっていて1分でも1秒でも長く見てもらうことが本分なので、それでいいんです。

 テレビはあくまで“暇を潰すための家電”

 今回、鑑賞してきた『ガリレオ』劇場版第3弾『沈黙のパレード』。

 天才物理学者が警察に捜査協力するというお馴染みのストーリー展開なのですが、上に書いたように“一生懸命、観なくていいもの”として作られたコンテンツを、映画という“お金を払って劇場に閉じ込められて、2時間一生懸命観るコンテンツ”にコンバートするのって、すごく大変なんです。

 単純に「説明台詞減らせばいいじゃん」と、思うかもしれませんが、そうすると作品のテイストやリズムが変わってしまう。

 なきゃあないで、ファンには物足りないんですよね。

 似た作風のドラマシリーズの劇場版だと「踊る」や「相棒」では“国家を覆す大事件”を扱って、爆発やカーチェイスを多用することでこの問題を解決し、「古畑」は劇場版をやらなかった。

 科学×推理という、前後関係がハッキリしていないと楽しめない仕組みの作品を、草薙刑事にフォーカスを当てることで「人間ドラマ」としつつ、作風を変えず描き切られていたのは天晴でした。

 元々、小説原作というところも大きいのですが「沈黙(静か)」と「パレード(賑やか)」という2つの言葉の矛盾が、ラストに向けて「黙れば黙るほど盛り上がってくる!」と、いう構成も最高に楽しめました。

 あの状況を、映像で表現するのは本当に大変だったと思うので、是非、劇場の大画面でご覧下さい!

 

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黒田勇樹
黒田勇樹(くろだ・ゆうき)
1982年、東京都生まれ。幼少時より俳優として舞台やドラマ、映画、CMなどで活躍。
主な出演ドラマ作品に『人間・失格 たとえば僕が死んだら』『セカンド・チャンス』(ともにTBS)、『ひとつ屋根の下2』(フジテレビ)など。山田洋次監督映画『学校III』にて日本アカデミー賞新人男優賞やキネマ旬報新人男優賞などを受賞。2010年5月をもって俳優業を引退し、「ハイパーメディアフリーター」と名乗り、ネットを中心に活動を始めるが2014年に「俳優復帰」を宣言し、小劇場を中心に精力的に活動を再開。
2016年に監督映画「恐怖!セミ男」がゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて上映。
現在は、映画やドラマ監督、舞台の脚本演出など幅広く活動中。

公式サイト:黒田運送(株)
Twitterアカウント:@yuukikuroda23
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