KNOCK OUT王者・龍聖が巌流島特別ルールでダウサコンと対戦【INOKI BOM-BA-YE×巌流島】

龍聖(左)とダウサコンが巌流島特別ルールで対戦

 初代KNOCK OUT-BLACKフェザー級王者の龍聖(NOPPADET GYM)が10月1日に亡くなったアントニオ猪木さんの追悼大会となる「INOKI BOM-BA-YE×巌流島in両国」(12月28日、東京・両国国技館)に参戦することとなった。12月5日にINOKI BOM-BA-YE 巌流島事務局が発表した。

 龍聖は2019年のデビューから現在まで13戦13勝(10KO)の戦績を誇るKNOCK OUTのエース的存在。昨年10月に「初代KNOCK OUT-BLACKフェザー級王座決定戦」で銀次からフルマークの判定勝利を収め、王座を獲得。今年7月にはRIZINにも参戦し、魁志にTKO勝ちを収めている。

 対戦相手はダウサコン・BANG BANG GYM(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)。ダウサコンはかつて日本ではダウサコン・モータッサナイのリングネームで戦っていたファイター。タイではラジャダムナンスタジアムやプロムエタイ協会での試合を主とし、ラジャダムナンスタジアム認定スーパー・フライ級3位にランクされたこともある。2017年にはWPMF世界スーパー・バンタム級王座を獲得。それ以降は日本でファイトし2021年3月にはK-1にも出場している。今年5月には「HEAT」で皇治のキックボクシングラストマッチの相手を務め、延長の末、一度は判定勝ちとなったが、延長戦自体がルール上なかったため、その後の審議で延長ラウンドの判定が無効となり、3Rまでのマスト判定で皇治の勝利になるという出来事があった。

 今回の試合は龍聖が「巌流島ルールにチャレンジしたい」ということで巌流島ルール、58kg契約、3分3Rで行われる。

 巌流島ルールはロープがない8メートルの円形の中を試合場とし、用意された上下の道着を着用、オープンフィンガーグローブで戦う。勝敗は「一本勝ち」「判定」「失格」により決する。時間制限付きながら寝技も認められているうえ、押し出しなどで1ラウンド中に相手を3回試合場から転落させた場合も勝ちとなるという特殊なもの。

 龍聖がこの特殊なルール下でどのような戦いを見せるのか、注目が集まるところとなった。

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