渡瀬瑞基が前口太尊を熱闘の末に破り、ガンバレ世界無差別級王座初V。「突っ走っていくんで、熱いガンバレ☆プロレスについてこい!」【ガンプロ】

「ヤングガンバレ杯」に出場した今成

 また、若手戦線の活性化のため、今大会でリーグ戦「第1回ヤングガンバレ杯」(4選手参加)が開幕。デビュー2戦目の中村宗達(ガンプロ)は、出場を志願した“若き老害”今成夢人(同)と対戦。今成は珍しく黒のショートタイツ、リングシューズで登場。中村はエルボー連打で必死の攻めを見せたが、今成がラリアットから逆エビ固めで絞り上げて勝利。今成は「僕には若手という時間が与えられなかった。デビュー期もあいまい。プロレス界から離れて映像班で戻って、気付いたら27歳でガンバレ☆プロレス。気付いたら30代。うらやましかったよ。若手通信世代、DNAとか。同期といえる仲間いなかったよ。だから遅れてきたストロングスタイルやってんだよ。若手時代をやり直してんだ。自分で作るんだ」と参戦した意図を説明した。
 
“胸毛ニキ”こと八須拳太郎(P.P.P.TOKYO)は神崎ユウキ(MAKAI)を胸毛攻撃から、胸毛ニキクラッチで仕留めた。「まずは1勝。あと2戦。中村さんには絶対に負けられない。圧勝する。今成さんとは何度も戦ってますけど、勝って優勝して波に乗って、ガンバレ☆プロレス、プロレス界全体を盛り上げたい」と意欲。この後、1月28日の王子Basement MON☆STAR大会(3興行)で残りの公式戦を行う。
 
 なお、スピリット・オブ・ガンバレ世界タッグ王座の新設、5月5日と12月27日での後楽園大会が決定した。

ガンバレ☆プロレス「アドレナリン2023」(1月5日、東京・板橋グリーンホール)
◆第一試合 第1回ヤングガンバレ杯公式リーグ戦 30分一本勝負 
○今成夢人〈1勝0敗=2点〉(8分40秒、逆エビ固め)中村宗達●〈0勝1敗=0点〉

◆第二試合 30分一本勝負
○川畑梨瑚(9分26秒、片エビ固め)YuuRI●
※ブラジリアンキック

◆第三試合 第1回ヤングガンバレ杯公式リーグ戦 30分一本勝負
●神崎ユウキ〈0勝1敗=0点〉(11分18秒、胸毛ニキクラッチ)八須拳太郎○〈1勝0敗=2点〉

◆第四試合 30分一本勝負
春日萌花&○HARUKAZE(11分4秒、春一番)まなせゆうな&長谷川美子●

◆セミファイナル 新春スペシャルイリミネーション8人タッグマッチ 時間無制限勝負
大家健&入江茂弘&翔太&冨永真一郎(4-3)勝村周一朗&石井慧介&高尾蒼馬&ハートリー・ジャクソン
※1人残りで大家組が勝利。
【試合経過】
①○冨永真一郎(2分44秒、エビ固め)石井慧介●
※丸め込む
②▲翔太(9分11秒、両者オーバー・ザ・トップロープ)高尾蒼馬▲ 
③●大家健(9分58秒、片エビ固め)ハートリー・ジャクソン○
※ジャンピング・パイルドライバー
④●入江茂弘(11分45秒、オーバー・ザ・トップロープ)ハートリー・ジャクソン○
⑤○冨永真一郎(14分52秒、オーバー・ザ・トップロープ)勝村周一朗●
⑥○冨永真一郎(17分34秒、オーバー・ザ・トップロープ)ハートリー・ジャクソン●

◆メインイベント スピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級選手権試合 60分一本勝負
〈王者〉○渡瀬瑞基(19分22秒、TKO勝ち)前口太尊●〈挑戦者〉
※エルボーバット→レフェリーストップ。第4代王者が初防衛に成功。
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