“苦節17年”間下隼人が悲願のレジェンド王座を獲得。「つらいこととか多かった。でも俺は逃げなかったし辞めなかった」【ストロングスタイルプロレス】

フィニッシュはタイガースープレックス(撮影・蔦野裕)

 同団体の平井丈雅代表は「17年前に間下がプロレスラーになりたいということで19歳で東京に出てきた。“この子はこれからどういうレスラー生活を送っていくんだろう”と思った。この厳しい世界で生き残っていけるのか、今日のように王者になれるのか? 佐山先生の下は厳しいので辞めていく人間も多かった。その中でスーパーと間下だけが残った。今、ベルトを巻いていろいろな思いがあると思う。間下がいつも言っていたのが“自分なんて”という言葉。“自分なんてスターになれない。僕はスーパー・タイガーのようなサラブレッドでもない”と。でも“努力をすれば、絶対に辞めないで毎日を真面目に生きていけば、神様は見ていてくれるよ”という話をずっとしていたんですが、それが実現した。いろいろな夢をあきらめかけている若い人もそうですが、年齢は関係なくどんな年になっても、あきらめなければ、続けていけば神様は見てくれているということを証明できたんじゃないか。絶対に夢をあきらめてはいけないということを間下が体現してくれた。それが一番大きいと思う」などと時折り言葉を詰まらせながら間下のここまでの努力を称えた。

「初代タイガーマスク 佐山サトル ストロングスタイルプロレス Vol.21」(2月22日、東京・後楽園ホール)
◆メインイベント レジェンド選手権試合 60分1本勝負
●真霜拳號(第16代レジェンド王者/2AW)(14分59秒、タイガースープレックスホールド)間下隼人(SSPW)○

◆セミファイナル 3WAYマッチ 60分1本勝負
○タイガ-・クイーン(ストロングスタイルプロレス)vs 本間多恵(フリー)●vs ウナギ・サヤカ(スターダム)
(9分33秒、タイガースープレックスホールド)

◆第4試合 タッグマッチ 60分1本勝負
スーパー・タイガー(SSPW)&○竹田誠志(フリー)(13分6秒、ジャーマンスープレックスホールド)船木誠勝(フリー)●&関根“シュレック”秀樹(ボンサイ柔術)

◆第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負
●ジャガー横田(ワールド女子プロレス・ディアナ)&KAZUKI(PURE-J 女子プロレス)(10分30秒、反則)ダーク・タイガー(DarkerZ)&ダーク・チーター(DarkerZ)○

◆第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負
○日高郁人(ショーンキャプチャー)&阿部史典(フリー)(ジャパニーズオーシャン・サイクロンスープレックス)鈴木鼓太郎(フリー)& SUGI(Milgracias)●

◆第1試合 シングルマッチ 30分1本勝負
○薮下めぐみ(フリー)(10分16秒、バックドロップホールド)ダーク・パンサー(DarkerZ)●
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