THE RAMPAGE 藤原樹が初座長「忘れることができないような最高の舞台に」佐藤流司、メンバーの龍らと舞台『カストルとポルックス』


 佐藤は本作で原案、脚本、演出に携わり、出演もする。佐藤にとっても初めての経験だ。

「どういう話にしようかと企画を考えたのが(昨年の)3月。7月ぐらいから脚本を書いて、1カ月の稽古を経て、本日にいたりました。半年ぐらい台本を書いては消してを繰り返して、大分手のかかる子でした」

 キャストには兼ねてから親交のある仲間たちが名を連ねている。キャスティングについて聞かれると、「まったく経験がない者同士で作っていくのは不可能だと思ったので、経験がある方がまずひとつ。単純に普段しゃべってても仲良くしゃべれる方と、初めての脚本演出でやらせてもらえるのがスムーズじゃないかと思いました。主演は花がないとダメ。樹君はルックス含め花のある方で、どんと中心にいたら様になる。自分自身が描きたかった五十嵐総司の姿にピッタリだと思いました」と、説明した。

 挨拶でも佐藤の記念すべき作品に「花を添えることができれば」といったフレーズも多く聞かれた。

 うえきやは、早い段階から出演の話をもらっていたそうで、「台本を読ませてもらったら俺だなと思いました。プライベートでも付き合いがあるので、俺のことをすべて知っている。うえきやサトシイズムが入っている」と、脚本家の部分をベタ褒め。

 北園は、佐藤の演出について「役者の気持ちと演出家の気持ち、役者が稽古場でやってきてるもの、流司君が思っていることをうまくかみあわせてくれた。本当にやりやすかった」と話した。

 キャラクター像がピッタリと合っていたという藤原は、佐藤について「見た目はちょっと怖いお兄ちゃんみたいですけど、すごい気さくな方。舞台に入ると演出家として場を引き締めてくれました。普段の流司君と演出家としての流司君、どっちも見ることができました」と、話した。