山本アーセンが約4年ぶりの勝利。ベースのレスリングで伊藤裕樹を封じ込める【RIZIN.42】

1Rにバックを取る場面もあった伊藤だったが

「RIZIN.42」(5月6日、東京・有明アリーナ)で約2年9カ月ぶりの戦線復帰を果たした山本アーセン(KRAZY BEE/SPIKE22)が伊藤裕樹(ネックス)と対戦し、3-0の判定で勝利を収めた。ベースであるレスリングを全面に押し出した展開で伊藤を封じ込んだ。

 アーセンは2015年にMMAルールでのRIZIN参戦が電撃決定。いきなりヒクソン・グレイシーの息子であるクロン・グレイシーと対戦し、敗れはしたものの、美憂、山本“KID”徳郁といった山本家の非凡な血を感じさせた。しかしその後は強豪との戦いが続いたこともあり、思うような結果はあげられず。戦績は8戦3勝5敗。ケガもあり長期欠場を余儀なくされるなどここ数年は不遇な時代が続いていた。

 伊藤は昨年8月から開幕した「DEEPフライ級GP」で準決勝まで勝ち上がった強豪。RIZINではこれまで杉山廣平、中村優作、宮城友一に3連続TKO勝ちしていた。

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