矢地祐介「僕は一歩も下がりません!」と不退転の決意。「完成形は見えてきている」と復活への手応えも【RIZIN.43】

復活への手応えを口にした矢地

 現在のRIZINにおける立ち位置というシビアな質問については「まあ、影は薄くなってますよね。それはしょうがない。最近、結果が振るってない。前戦は勝ってますが、しょっぱい試合で勝ってしまった。ライト級の中では、というかRIZINの中で影が薄くなっているのは感じている」とあっさり認めつつも「自分が今やっていることを続けていけば必ず結果も出てくるし、自ずとみんなが俺に注目しないといけなくなってくると思うので、そこは焦らず一つ一つ勝って、結果で見せていけばいいかなと思っている」と復活への手応えを口にした。

 その歯車が狂った要因についても「振るわなくなってきたのは、勢い任せでやっていたというか、体のポテンシャルだけで格闘技をやっていたが、ある一定のレベルになると通用しなくなる。ただ単にそれだけかなと」と冷静に分析。そして「僕は失敗しないと学べないタイプ。今は頭でする格闘技にも重点的に取り組んでいる。体はできているし、そこにいろいろなエッセンスが合わさって、自分のキャリアの中でもピークに向かって行ってるなと思う」と自信を見せた。「完成形は見えてきている。この感じで戦っていけば負けなくなってくるというのはだいぶつかみかけていると思う。その答え合わせは明後日の試合。その意味で楽しみ。ダメだったら笑ってくださいという感じ(笑)。それくらい自信があるというか、いい心持ちでいられています」とゼイン戦を位置付けた。