本野美樹「あとは自分が勝つだけ。絶対にチャンスはあるって思っていた」【ROAD TO UFC】

「ROAD TO UFC シーズン3」(5月18日、中国・上海パフォーマンス・インスティチュート)に出場する元DEEP JEWELSストロー級暫定王者の本野美樹(AACC)の試合を前にしたコメントが大会を配信するU-NEXTを通じて届いた。「ROAD TO UFC」(RTU)はアジア全域から集結したトップアスリートがUFCとの契約をかけて競い合うトーナメント戦。今回は男子フェザー級、男子バンタム級、男子フライ級、女子ストロー級の4つの階級で行われる。

 本野は女子ストロー級1回戦でホアン・フェイル(中国)と対戦する。

女子ストロー級トーナメントに出場する本野美樹(©U-NEXT)

 RTU参戦が決まった瞬間の感想を教えてください。
「絶対チャンスはくると思っていたから、やっと来て。素直に、チャンスが来てうれしかったです」

 1回戦で対戦する中国のホアン・フェイル選手の印象は?
「打撃、ストレートが鋭いイメージと、フィジカルが強い印象があります」

 ホアン・フェイル選手が身長差165.1cm、本野選手より5cmほど高いですが体格差として認識していますか?
「リーチ差はあるなって感じています。ただ前回の対戦相手のフォン・シャオツァン選手(本トーナメントに出場。本野は2023年、一本負け)は自分より10cm以上身長が高くて(172.7cm)、向かい合ったときにリーチ差があるなと思ったけれど、それでもしっかり組みにも、テイクダウンにも何度もいけたので、そこは大丈夫かなと思っています」

 前戦の相手と比べてもテイクダウンは問題なくできそうですね。
「そうですね、あれほどの身長差ではないので。自分としては、しっかり組みにも行くけど、打撃にもすごい自信がついてきているので、どっちでも戦えるようにしっかり圧をかけていきたいと思っています。ただ、どちらかというと打撃の選手ではありますが、フィニッシュとKO率が半々なので、寝技もできる選手でしょうから、油断できない相手だと思っています。ストレート狙いなのと、あと、最近タイで練習していたみたいなんですよね。前回、前々回くらいからヒジとかコンパクトな打撃を使っているので、距離が近づいたときにも油断しないで気をつけたいと思っています」

 この舞台でどんな試合をしたいと思っていますか?
「私自身、成長しているので。日に日に自信がついて今は勝つイメージしかないんです、100%と言えるくらい。あとはそれをしっかり試合で発揮したいです。出さずに終わるのはもったいないので、全部出し切りたいです。内容的には今まで以上に攻撃的かつ丁寧な試合をやってしっかり勝ちたいと思っています」

 その上で、実際の展開はどんなふうになっていくと予想していますか?
「実際には相手選手も結構フィジカルが強く、簡単に倒せたりテイクダウン取れるというような相手ではないと思っているので、そういうところも踏まえてしっかり自分のやるべきことをやって相手を削って、自分の勝ちパターンに持っていきたいと思います」

 オープニングラウンドは上海PIが会場で、そこで中国の選手との対戦となります。完全アウェーの状態だと思いますが、そのあたりの心境は?
「今回、中国の選手がトーナメント8人中4人いるので、とても多いですね。UFC本戦を見ても、女子ストロー級はチャンピオンがジャン・ウェイリー選手で中国人です。UFC 300で、中国人対決のタイトルマッチをしたヤン・シャオナン選手もそのすぐ下にいる(2位)ので、この階級のUFCのトップが中国の選手なのは確か。だからこそ日本の選手も強いのだと、RTUを通じてしっかり見せたいと思います。あと、実は前戦も中国のプロモーションで試合をしたのですが、いろいろとアウェーの洗礼を浴びましたので、それに比べればUFCが運営しているイベントなので、全く問題ないでしょうし、もうどこでも大丈夫だと思っています」

 女子ストロー級トーナメントの中で、ほかに注目している選手や戦ってみたい選手はいますか?
「先ほどから名前が挙がっている、前回負けてしまったフォン・シャオツァン選手が出場するので、リベンジも含めて考えて、最後は自分が優勝したいと思っています。ただ、今は次に当たる選手だけ見据えています。そこで勝たないと意味がないので。今はこの1回戦のことだけを考えています」

 UFCにつながる舞台に出場するにあたって、どんな選手として、世界の人にこの試合に注目してもらいたいですか?
「やっぱり“強い選手が来た!”と思われたいのはあります。UFCとの契約をしっかり勝ちとって本戦に出てからはまずランキングに入れるように頑張っていきたいと思っています」

 試合に向けて、どのような練習環境で取り組んできましたか?
「今はAACCと、リバーサルジム横浜グランドスラムにも週の半分くらい行かせてもらって、あとはバンゲジムの白川さんという方にミットを持ってもらって、打撃の指導をしてもらっています」

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