次の日本画界を切り開く10名の作品が集結『NEO JAPANESE PAINTINGS展 日本画新世界』

大河原典子『秋の風』

 1000年の歴史がある伝統芸術・日本画を継承する10名の現代画家の作品を展示する注目の展覧会。

 日本画は一般に、紙や絹、木、漆喰などに、墨、岩絵具、胡粉、染料などの天然絵具を用い、膠(にかわ)を接着材として描くという絵画様式を基本とする伝統芸術。そんな世界に類を見ない画材・技法としての伝統を継承しながらも、現代の日本画家たちは新しい風を敏感に感じ、想像力あふれる色彩豊かな画面を創造している。それらは、まさに「Neo-Japanese」。新しい世界を切り開いているといっても過言ではない。

水津達大『水辺 2022-2』

 今展では、国内外で活躍する日本画家(大河原典子、坂本藍子、水津達大、染谷香理、鷹濱春奈、松村侑紀、三浦愛子、水野香菜、水野淳子、谷津有紀)による作品約60点を展示。それぞれの感性で描かれた新日本画の世界を堪能できる。

 現代的なモチーフを描く作品、斬新な色彩や構図が目を引く作品など、日本画の世界に新たな風を吹き込む作品の数々に、伝統と革新を感じてみては。

『NEO JAPANESE PAINTINGS展 日本画新世界』
【会場・期間】代官山ヒルサイドフォーラム 11月14日(火)~26日(日)
【時間】11~19時(入場は18時30分まで)
【料金】入場料無料【問い合わせ】03-5489-3705
【交通】東急東横線・代官山駅 中央口より徒歩5分
【URL】https://www.art-obsession.co.jp/exhibitions/1489/