まさに最悪のドライブ!リーアム・ニーソン主演映画『バッド・デイ・ドライブ』に、大興奮!【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

 こんにちは、黒田勇樹です。

 12月になって、ちょっと世間がざわざわしているように思います。なんか諸々、今年中に片付けないと…って思う方が多いんでしょうね。

 さすが「師走」って感じ。僕は取り敢えず、黙々と映画を見ます。

 では今週も始めましょう。

『バッド・デイ・ドライブ』12月1日(金) 新宿ピカデリー他全国公開 © 2022 STUDIOCANAL SAS – TF1 FILMS PRODUCTION SAS, ALL RIGHTS RESERVED. 配給:キノフィルムズ bdd-movie.jp

「シンドラーのリスト」など傑作に多く出演されている大俳優、リーアム・ニーソン氏主演『バッド・デイ・ドライブ』を観ました。

 もうね、本当にタイトルが表す通りの「最悪の日」に起こる事件なんですが、ざっくり言うと“席を立つと、爆発する車”に、乗ってしまった男の物語。
 オープニング5分ぐらいで、爆発から始まり、ビジネス、夫婦、親子とかなりテンポよく物語の基盤が構築されていき、そこからは、もうずっと「ドライブ」
つまり、車中のシーンが続くんですよね。

 もちろん、90分強の作中で、観客を飽きさせない工夫はふんだんにこらされていて、ストーリーでいえば「子供を車に乗せてしまう」とか「目の前で他の車が爆発」するとか「警察に取り囲まれる」とか変化がつけられています。

 映像の面でも、ずっと走り続けるので景色も変わっていくし、空撮や、ドローンによるであろう「カーチェイスシーンで他の車をかき分けながら車両を追いかける画」などのアクセントも豪華。

 しかし! 結局、テーマは「運転席から立てない男」の話なので、メインのアングルは「運転席のおっさんを正面か、横から撮る!」しかないんですよ!この“おっさんの心理描写”なしでは、物語が進まないのに席から立てないし、ハンドルから手も離せない。犯人も正体を現さないまま、電話での会話がメイン。

 そこで大俳優、リーアム・ニーソン様ですよ。
 表情の深みだけでもずっと観ていられる。
 1人で運転席に座って犯人と喋っているときでも、運転中のセリフがない場面でもきちんと感情の変化が伝わってきます。
 そのクセ、後半、感情をむき出しにする場面では、めちゃくちゃエネルギッシュ!
 カッコよかったー!!

 2時間超えが多い最近の映画で、90分で観れるのは、まさにドライブ!きちんと大満足できる内容なので、是非、皆様劇場へ!

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黒田勇樹(くろだ・ゆうき)
1982年、東京都生まれ。幼少時より俳優として舞台やドラマ、映画、CMなどで活躍。
主な出演ドラマ作品に『人間・失格 たとえば僕が死んだら』『セカンド・チャンス』(ともにTBS)、『ひとつ屋根の下2』(フジテレビ)など。山田洋次監督映画『学校III』にて日本アカデミー賞新人男優賞やキネマ旬報新人男優賞などを受賞。2010年5月をもって俳優業を引退し、「ハイパーメディアフリーター」と名乗り、ネットを中心に活動を始めるが2014年に「俳優復帰」を宣言し、小劇場を中心に精力的に活動を再開。
2016年に監督映画「恐怖!セミ男」がゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて上映。
現在は、映画やドラマ監督、舞台の脚本演出など幅広く活動中。

公式サイト:黒田運送(株)
Twitterアカウント:@yuukikuroda23