吉高由里子、紫式部が「大切なものを探す物語」を見届けたい〈光る君へ〉

 

ドキドキしたり、きゅっと胸が締め付けられたり、感情が上がったり下がったり急カーブしたり…そんな物語を大石が綴っていく。大石はさまざまな人気ドラマを世に送り出し、心が揺さぶられるストーリーは言わずもがな、劇中にはずっと反芻したくなるセリフがいくつもある。『光る君へ』ではどうなのだろうか。

「大石先生の本は非常にパワフルで情熱的で1行 1 行のインパクトが強いんです。1 行読んで、次の 1 行を読んだら前の 1 行とは全く逆の気持ちを言ってたりして、人の感情の起伏というか、そういうのがものすごく情熱的に書かれていると思います。

 今現在10代後半の、甘えたいのに甘えられない大人のようで子どもな自分を抑え込みながら生きているようなところ、道長さんと恋に落ちたりしているのだけれど、認めたくない現実と受け入れられない現実の間で葛藤したりというところを撮影してるのですが、何をさせようとしてるのか怯えながら新しく来る脚本を読んでます」

 いよいよ、放送開始。約1年にわたり雅で煌びやか、ドロドロもする平安絵巻が綴られていく。

 吉高は「(劇中に時代として)戦がほとんどない分、様々な人の思いが交錯する人間味のあるドラマになっています。また権力や出世をめぐる政治的な駆け引きや争いなどラブストーリー以外のところも面白くなっていると思います」と、アピールした。

『光る君へ』は、1月7日スタート。初回は15分拡大で放送。総合で毎週日曜20時、NHKBS・NHKP4Kで毎週日曜18時。NHKBSP4Kでは毎週日曜12時15分。NHK総合で翌週土曜13時5分から再放送がある。

 

(TOKYO HEADLINE・酒井紫野)