田中将斗がZERO1を夜逃げした“胸毛ニキ”八須拳太郎に「大したもんやの。あの時逃げ出したお前はもうここにはおらんかった」【PPPTOKYO】

最後はスライディングD(撮影・須山杏)

 試合後にマイクを握った田中は「八須。十何年か前によ、お前をZERO1に入門させたのは俺や。その時にお前の体力に驚かされた。でも次に道場に行った時はもう逃げ出しとったな。根性あるかと思って入れたら1週間か。体力があってもよ、大したことない奴やと思っとった。でも何年か経って、そしたらいつの間にかデビューしてよ。PPPの所属になってリングに上がっとった。そこで俺にオファーが来た。どれくらいできるのか試してやろうと思ってリングに上がった。大したもんやの、お前。あの時逃げ出したお前はもうここにはおらんかった。胸毛ニキ、お前がBreaking Downに出た時、俺はちゃんとお前の試合を見たよ。でもそこから俺の前に立つようになって、メインのリングで俺と対等に、対等かどうか分からんけど、やり合ったな。次、もっとお前が成長して、俺に勝てるという自信を持ったらもう1回やったるよ。でもな、その時も俺は絶対にお前には負けへんから」と愛ある檄。