THE RAMPAGE 浦川翔平と千鳥ヶ淵で夜桜デート〈BUZZらないとイヤー! 第72回〉


乗り場から押し出されてしまった翔平さんのぎこちない笑顔

 時は満ちて、いよいよ乗船時間。係の方が乗り込みやすいように抑えてくれているボートに乗り込みます。翔平さんが乗り慣れていないのが分かったようで、「乗ったことない?」と係の方。「まずは座って足は伸ばす。オールが逆向きになっているので……」という指示に従って準備をします。「オールはなるべく上の方を持って、引き寄せたら上げて、引いて上げる、引いて上げる。この繰り返し。左だけ動かせば右に、右だけだと左に曲がります。はい、じゃあいってらっしゃい!」と送り出されます。

 引いて上げて引いて上げて……少しずつ漕ぎだします。少々水を浴びるのもまたご愛敬。ただ、ライトアップされた夜桜を見る余裕はまだないようで。ガチャガチャとオールを動かしながら「……帰れなくなりそうじゃない?」

「丁寧に…丁寧に…」とつぶやくように言いながら、オールを引いてあげて、引いてあげて。近づいたり遠ざかったりするスワンボートに注意を払いながら、水上を進んでいきます。「体全体を使って漕ぐといいんだ!」と早くもコツを掴んで、スピードも速くなってきました。


(担当撮影)

 満開までもう少しの千鳥ヶ淵での水上花見は、ボート初心者にもおススメです。人気の映えポットにも”丁寧に丁寧に”アプローチできます。桜の枝が水面近くまで下がったトンネルのようなスポットも、「頭が引っかかりそう」と笑いながら、通過します。

 徐々にオールさばきも様になって、笑顔も見え、周りを見る余裕も。ライトアップされた桜を見あげると「カップルとかで来たらいいんじゃないかなあ」

 


笑顔もナチュラルな感じになってきました

「……楽しい」と笑顔を見せるので、まだまだ漕ぎ続けるのかと思えば、ゴールが見えたとばかりにスピードを上げて岸へ。そのスピードたるやスポーツ選手のそれとも言えそうです。約20分ほどの水上からの夜桜見物、初の手漕ぎボート乗船はあっという間に終えました。

 翔平さんは陸に降り立つと両方の上腕二頭筋をさすって「超楽しかったけど、腕がパンパン。途中、男の子が乗ってるスワンボートが向かってきてどうしようと思いましたけどどうにか切り抜けられましたね」。翔平さんは、「It was so much fun!(超楽しかった!)」と翔平さんと同じ感想を口にしながら去っていくスワンボートの男の子の姿を笑顔で見送っていました。