永井奏多が「近いうちにベルトを巻くのはこの僕」とバンタム級トップ戦線に殴り込み。フライ級の高校2年・中池武寛は「もっと強い相手とやらせて」【修斗】

第7試合、榎本がグラウンドでHIROをコントロール (撮影・三田春樹)

◆第7試合 バンタム級5分2R
●ライダーHIRO(シューティング宇留野道場)(2R2分25秒、TKO)榎本 明(リバーサルジム東京スタンドアウト)○

 1R、スタンドの打撃の攻防でHIROが右ストレートをヒット。そしてタックルから榎本をコーナーに押し込む。榎本が体勢を入れ替え離れる。打撃の攻防で圧をかける榎本。右カーフを的確に当てていく。右カーフで一瞬ヒザをつくHIROだが、タックルで組み付きコーナーに押し込む。足をかけてテイクダウンしたいHIRO。無理と見るや左足にタックル。榎本は股の下でクラッチし、コントロール。スクランブルでHIROが再び押し込む。その体勢でゴング。

 2R、果敢にパンチを出すHIROに榎本が右ストレートをカウンター。HIROは下にタックル。榎本ががぶり、ボディーにヒジ。榎本は左の足首を持ってコントロール。HIROは左足を突かんdママ。そこに榎本はヒジを連打。正対したHIROに今度は鉄槌とパウンドの連打。HIROの動きが止まり、レフェリーが試合を止めた。

 榎本は試合後のマイクで「いろいろケガとか、マイナスになることがたくさんあったんですが、またこのリングに立てて試合ができてうれしい。思ったより人生うまくいかないんですが、続けて頑張れば身になるかなと思うので、皆さんも頑張ってください」と語った。

 

第6試合、ガッツ・Takatoがバックを制し、変形のカーフキックで藤木を削る
(撮影・三田春樹)

◆第6試合 バンタム級5分2R
●藤木龍一郎(和術慧舟會AKZA)(判定0-3=18-20、18-20、18-20)ガッツ・Takato(パラエストラ綾瀬)○

 1R、サウスポーの藤木が左ミドル、左ストレート。Takatoは被弾しながらも前に出て組み付き、スタンドでバックを取る。コーナーに押し付け、バックからヒザ、そしてかかと蹴りでのカーフキックを左右に打ち込む。藤木はヒジを飛ばすが届かず。なおもかかと蹴りカーフのTakato。Takatoはバックからインローも飛ばす。藤木が踏ん張りが利かなくなったところでっテイクダウンを狙うが、しのぐ藤木。なおもバックからカーフキックのTakato。藤木はヒジ。ブレイクがかかる寸前、Takatoは離れてパンチ。藤木もパンチを返すがTakatoはニータップでテイクダウン。ここでゴング。

 2R、Takatoの右ミドルで藤木は尻もち。Takatoはパンチからタックルも藤木がこらえる。Takatoは右ハイも藤木がガード。藤木が後ろ回し蹴りもTakatoはかわすとタックル。テイクダウン。立ち上がった藤木。スタンドで互いの蹴りが交錯。Takatoはパンチのフェイントからニータップ。しのぐ藤木だが、Takatoは押し込み、コーナーを背負わせると内腿にヒザ。藤木が体勢を入れ替え離れる。Takatoは右インローからタックル。藤木の体が外に出てしまい、リングに戻し、Takatoが上の状態で再スタート。立ち上がった藤木にTakatoがヒザ。打撃を狙う藤木にTakatoがタックル。これをつぶしてバックを取った藤木がスリーパーを狙うがTakatoは極めさせず。

 判定はジャッジ3者とも18-20でTakatoが勝利を収めた。

第4試合、新井がパウンドで勝利(撮影・三田春樹)

◆第4試合 バンタム級5分2R
○新井拓巳(ストライプル新百合ケ丘)(1R1分46秒、TKO)青井心ニ(心技館)●

 1R、青井の右ミドルをキャッチした新井がそのまま押し込む。青井は荒井の顔面にヒザを飛ばすが、そのままテイクダウンに成功した新井がバックを取りかける。青井はなんとか立ち上がるが、新井はタックル。そして青井のバックからパウンドを連打。青井はなんとか逃げるが、新井はバックをキープしたままパンチを連打。コーナー際で上半身がロープから出かけた青井になおもパウンドを落とし続けるとレフェリーが試合を止めた。
 
 新井は試合後のマイクで「やっとKOで勝てて、やっと先が見えてきたかなと思います。新人王を取ってからいいところがなくて、くすぶっていたんですが、これから挽回していきたい。よかったらランキング戦組んでください」と上位陣との対戦をアピールした。