体操 杉原愛子 『魅せる』【アフロスポーツ プロの瞬撮】

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。

撮影/文章:西村尚己(2024年4月11日~14日 第78回全日本体操個人総合選手権)
4月11日から14日までの4日間、群馬県高崎市で行われた体操の日本一を決める全日本体操個人総合選手権。
パリ五輪の代表選考会を兼ねて行われた今大会は、会場が独特の緊張感に包まれていた。
しかし、そんな雰囲気とは対照的だったのが、リオと東京の2大会でのオリンピック出場経験のある
杉原愛子だ。
自らが演技を楽しみながら、お客さんには体操の魅力をしっかり伝えたい、そして楽しんでもらいたい。
そんな情熱が、ファインダー越しに伝わってきた。
 
特に印象的だったのは、杉原が得意とする「ゆか」の演技だ。
軽快な音楽のリズムに合わせて、観客に手拍子を煽り、会場を盛り上げながら自分の世界に引き込んだ。
そして演技を終えると、すべての観客に向かって、何度も何度も大きく手を振り、満面の笑みで感謝の
気持ちを伝えた。
選手と観客の一体感。
体操の競技会では、とても新鮮に感じられた。
 
大会初日の予選を終えた杉原は、テレビのインタビューでこう語っていた。
「試合をやっていて、1秒でも長くこの舞台に立って、みんなに体操の魅力を伝えて楽しみたいという気持ちが、どんどんどんどん、種目やるごとになっていったので、めっちゃ気持ちよかったです。」
 
今大会での杉原の成績は5位。
一方、パリ五輪の女子日本代表メンバーは5人。
今大会の得点を持ち点として戦う5月のNHK杯での上位4人とチーム貢献度で1人が代表に選ばれる。
 
 
■カメラマンプロフィール
撮影:西村尚己
1969年、兵庫県生まれ。大阪大学大学院工学研究科修了。
人間味あふれるアスリートの姿に魅せられ、学生時代にスポーツ写真の世界と出会う。
大学卒業後は、国土交通省に勤務しながらアマチュアカメラマンとして活動するも
どうしてもプロの世界で挑戦したいという想いが募り、2016年にアフロスポーツに転職。
現在は国内外のスポーツを精力的に撮影し、人間の情熱や鼓動、匂いなど五感で感じとれる作品づくりに励む。
 
2007年 APAアワード写真作品部門 奨励賞
2013年、2015年 写真新世紀 佳作 ほか
 
★インスタグラム★
アフロスポーツ

1997年、現代表フォトグラファーである青木紘二のもと「クリエイティブなフォトグラファーチーム」をコンセプトに結成。1998年長野オリンピックでは大会組織委員会のオフィシャルフォトチーム、以降もJOC公式記録の撮影を担当。
各ジャンルに特化した個性的なスポーツフォトグラファーが在籍し、国内外、数々の競技を撮影。放送局や出版社・WEBなど多くの報道媒体にクオリティの高い写真を提供し、スポーツ報道、写真文化の発展に貢献している。

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