バンタム級でサバイバルマッチ。鈴木真彦「自分の時代なんて来ていない」 大森隆之介「格闘技業界は変わらないといけない」【RISE187】

鈴木は「見てる人はもちろん、お客さんもそうですし、選手からも“こいつとやりたくないな”というか“こいつはホンマにやばいな”と思わせたい」と語る。またオフィシャルのインタビューで大森は鈴木の時代を終わらせたいと語っていたのだが、これに対しては「別に自分の中では自分の時代なんて来ていないと思っている。そう思ってもらえているのはうれしいが、そこは気にしていないというか普通に返り討ちにしてやろうかと。そういう気持ち」と淡々と語った。
これに大森は「僕は格闘技業界は変わらないといけないと思っている。多分、煽りVなどで鈴木選手は“元に戻す”という言い方をしていた。“今は良くない方向に変わった来ている”と。僕はそうは思っていなくて、変わらないといけないと思っている。“戻す”といっても時代は変わっているので、元に戻って同じことができるわけではない。今はSNSが盛んになって誰でも目立てるようになった。みんなが輝けるからこそ、それぞれ工夫しないとダメだと思っているし、伊藤君みたいな人が出てくるのはすごく面白いなと僕は思う。僕はそういうファイターに出てきてほしい。で、鈴木選手はそうではないと思っている。これはどっちでもいいと思っている。ただ、格闘技には変わっていくところもあるけど、変わらない“生もの”というところがあるので、結局そこで勝たないと説得力がないというか、伝えられない面白さがあると思う。絶対に伝えたいという思いがあるから勝ちたい。そういう気持ちでこの試合は臨んでいる」と自身の考えを展開した。
この日の会見は大森の最初の伊藤代表への質問から、京谷、伊藤にも火が付き随所に笑いが起こったのだが、その中でも鈴木はにこりともせず。格闘技に向ける思想も含め、最後まで2人は好対照なたたずまいを見せていた。
◆メインイベント(第11試合)バンタム級(-55kg)3分3R延長1R
鈴木真彦(TEAM 寿/同級1位、第7代RISEバンタム級王者)vs 大森隆之介(EX ARES/同級3位、フェザー級5位)
◆セミファイナル(第10試合)フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1R
梅井泰成(Mouton/同級4位、第4代RISEフェザー級王者)vs 有井渚海(team VASILEUS/バンタム級14位)
◆第9試合 バンタム級(-55kg)3分3R延長1R
伊東龍也(HAYATO GYM/同級5位、Stand up King of Rookie 2022 -55kg級優勝)vs 良星(KSR GYM/同級7位、第8代Bigbangスーパーバンタム級王者)
◆第8試合 バンタム級(-55kg)3分3R延長1R
京谷祐希(TEAM TEPPEN/同級6位)vs 翼(TARGET/同級11位)
◆第7試合 スーパーライト級(-65kg)3分3R延長1R
伊藤澄哉(戦ジム/ライト級2位)vs 石田 迅(LEGEND GYM/第4代DEEP☆KICK−65kg王者)
◆第6試合 ライト級(-63kg)3分3R延長1R
北井智大(チームドラゴン/同級4位)vs 奥山雅仁(OISHI GYM/CKC 2023 -63kgトーナメント優勝、S-BATTLEライト級王者)
◆第5試合 フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1R
戸井田大輝(TOP LEAD GYM/同級10位)vs 久津輪将充(RMC/9+nine plus lab./同級15位)
◆第4試合 フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1R
門脇碧泉(TARGET/同級19位、Stand up King of Rookie 2023 -57.5kg級優勝)vs 簗 丈一(TEAM Aimhigh/同級22位、Stand up King of Rookie 2024 -57.5kg級優勝)
◆第3試合 バンタム級(-55kg)3分3R延長1R
奥村将真(TEAM TEPPEN/同級15位、Stand up King of Rookie 2024 -55kg級優勝)vs 菊川 蓮(MMA IKUSU/第2代PRINCE REVOLUTION-55kg王者、第6代PRINCE REVOLUTION-58kg王者)
◆第2試合 スーパーフェザー級(-60kg)3分3R延長1R
児玉侑慎(正道会館KCIEL/同級16位、Stand up King of Rookie 2024 -60kg級優勝)vs 吉田晄成(TEAM TEPPEN)
◆第1試合 スーパーフライ級(-53kg)3分3R
相沢 晟(TARGET)vs 紀 空(Croire/第9回K-1アマチュア全日本大会 Aクラス-55kg優勝・大会MVP)