久井大夢へのリベンジマッチ実現の龍聖「こいつに勝たないと人として、男として死ねないと思う」【KNOCK OUT】

「大会名にふさわしい試合になるんじゃないか」と期待をかけた山口元気代表(中)

 会見で龍聖はこの1年での成長について「人としての心構えですかね。負けを知ったことで、いろいろなことを知った。小さな感謝だったりとか。去年、たくさんの支えでISKAの世界タイトルを獲って、ONEの日本大会もあってみたいな、今またいい波が来ているので、こういう時こそ小さな感謝を忘れずにというのが2025年の僕のモットー。そういうことを敗戦から教えてもらいました」と特に精神面を、久井は「自分は結構何回も試合して、海外でも試合をして、いろいろな経験を積んできているので前よりレベルアップしてると思うので、自分の強くなった姿を見てもらいたい」と豊富な実戦を通じてのスキルアップを挙げた。

 また前回の対戦は龍聖の当初の対戦相手だったシュートボクシング(SB)のSB日本フェザー級王者・山田彪太朗がケガで出場不可能となったことから大会5日前に急きょ発表された。そういった経緯、そしてKNOCK OUT生え抜きのファイター同士ということもあってか龍聖は「久井君のことは嫌いじゃない」「2人でとてつもないパワーのある試合を見せたい」などとある種のシンパシーを感じているような発言をしていたのだが、この日は「今は全く好きじゃない。本当にこの1年間、夢に出てくることもまだある。こいつに勝たないと人として、男として死ねないと思うので、何があっても、呪ってやるくらいのつもりで絶対に勝ちます」ときっぱり。