初防衛戦に臨む武居由樹「このベルトに触らせる気はない。自分のパンチを一方的に当ててKOし切る」

　対するユッタポンは「体調は100％のとこまで来ている。格闘技の選手はみんな同じだと思うが、対戦相手に初めて会って自分もかなりワクワク、緊張の状態が高まり、絶対倒したいという気持ちになっている。ベストを尽くしたい。チャンピオンの座は明後日、自分に変わると思う」と王座奪取に自信を見せた。

　武居に勝てば他団体の世界バンタム級王者の日本人選手との統一戦の可能性が浮上するのだが「武居選手を倒してまたさらにもっと強い日本人と戦える機会が多く持てたら、すごく自分としてもうれしく思う」と意欲。テリー・ラオスワンワット マネジャーも「ユッタポンが王者になれたら、他の強い日本人選手3人とも戦えるチャンスが出てくる。それを目標に練習してきた。そこに到達したい」と続いた。

　この発言に武居は「このベルトに触らせる気はない」と語ったうえで「去年は2試合やって2試合とも頑張る試合をしてしまった。今回はパンチをもらわずに自分のパンチを一方的に当ててKOし切ることが今回のテーマかなと思っている」と圧倒的な勝利を掲げた。