フリーでボーダレスな日比谷音楽祭スタート! 亀田誠治「音楽の感動体験を、心ゆくまで」 

雨模様の日比谷公園。開幕に合わせて来場した人はステージの場所のチェックに余念がなかった

 東京の初夏を彩る音楽祭として定着した「日比谷音楽祭 2025」が日比谷公園エリアで開催中だ。誰でもフリーでボーダレスでジャンルフリーな音楽を聴いたり体験できる無料で楽しめる音楽イベントで、今年も5月31日、6月1日の2日間で行われる。

 あいにくの天候にもかかわらず、開幕宣言が行われる日比谷公園の芝生広場に設けられたONIWAステージ前には、小さな子どもから年配の方までがレインコート姿で集結。傘を差した来場者はステージを遠巻きにステージを見守った。

 音楽プロデューサーで本イベントの実行委員長を務める亀田誠治が「皆さん、おはようございますとあいさつ。「おはようございます!」というステージ前からの元気なレスポンスに、亀田は大きな笑顔になり、「日比谷音楽祭2025、たった今ここから始まります。あいにくの天気っぽいけど、あの雲の上にはちゃんとお日様がいますから、みんなの力で呼び寄せたいなと思います」

出演アーティストは60組超!

 今年も、このイベントを代表する企画のひとつである人気アーティストたちが次々に登場する日比谷野音(日比谷大音楽堂)でのライブを中心に、小沢健二、甲本ヒロト、KREVA、清塚信也、氷川きよし+KIINA.、Hana Hopeらジャンルも世代も異なる約60組のアーティストが出演。さまざまなスタイルの音楽ライブや、参加者が気軽に音楽に触れられるワークショップなどがラインアップされている。

 亀田は、今秋から日比谷野音が改修に入ることに触れ、「今年が日比谷野音を使った最後の日比谷音楽祭。野音にはさよならなんですけども、このONIWAステージのような、広々とした気持ちのいい空間が東京の真ん中、日比谷の森の中にあるんだっていうことを堪能していただけると思います」。そして、「ここでしかできない音楽の感動体験を親子、孫の三世代で、心ゆくまで楽しんでほしい。これを毎年続けていきたいって思っています」。

 最後に「日比谷音楽祭はみんなの味方です。最高の音楽を届けていきます」と語ると、「日比谷音楽祭2025、ただいまから開催いたします」と開幕を宣言した。

栗コーダーカルテット©日比谷音楽祭実行委員会

 6月1日まで、日比谷公園大音楽堂のほか、芝生公園など公園内に設けられた複数のステージ、日比谷図書文化館内のホール、東京ミッドタウン日比谷に設けられたサテライト会場など9のステージやエリアでさまざまなライブやワークショップ、企画などが行われる。10時30分~20時30分。入場は無料。基本的には無料だが、飲食店など一部有料のプログラムもある。野音でのプログラムには抽選制の無料チケットが必要で、すでに抽選は終了している。

25日までクラウドファンディング


 誰でも無料で参加できる日比谷音楽祭は企業の協賛金、助成金、そして個人からのクラウドファンディングで集まった資金で運営されている。支援は、イベント終了後の6月25日の23時までできる。

■日比谷音楽祭2025:https://hibiyamusicfes.jp/