〈アラサー女子のバチェラー6 語り〉“令和の主人公”まるで韓国ドラマ⁉︎ 御曹司バチェラーの恋愛観を探る第1〜4話考察【ネタバレ有】

フレンドリー女子VS好きアピール女子の攻防戦

注目の村岡さん。ツーショットの機会には恵まれていないが、存在感がある

 今回は女性陣も、久次米氏の年齢に合わせて20代の女性が多い。初回カクテルパーティでは、自分からグイグイアピールしに行くというよりは、冷静に自分のキャラクターや価値観を意見交換する様子が目立った。

 そんな中で、最初のサプライズローズをもらったのは「愛嬌と笑顔だけが取り柄」と豪語する元メーカー営業・西川歩希さん(29歳)。カクテルパーティからシームレスにツーショットデートに行くという、前代未聞の嫉妬案件のプリンセスとなるが……。

ろい:歩希はまだ、久次米さんに恋してなさそう。気使って会話してる感じがした。

ミクニ:「好きになりかけ?」とか言っちゃってたしね(笑)。久次米さんみたいな男性があまりタイプじゃないのかも。逆に菜々子、小田美夢、樹理亜あたりは、2話時点で嫉妬心剥き出しだったね。

ろい:まああれだけ緊張してたら、歩希みたいな女性にサプライズローズ渡しちゃう気持ちは分かるな。正直、明るくて助かるもん。

 まだまだどうなるか分からない序盤。男性に気を遣わせない、コミュニケーション上手の西川歩希さんに続き、見かけによらず気が強そうな発言が目立つITエンジニア・黒澤楓さん(33歳)、自分では「見た目より内気」と語りながらも、とにかく久次米氏を褒めまくるパーソナルジム代表・村岡優子さん(30歳)にもサプライズローズが出た。

 その後は、序盤からタメ口かつ“一樹”呼びで積極的にアピールした元エンタメ系IT企業・辻󠄀本菜々子さん(30歳)にもローズが出て、怒涛の「ローズ配り」に参加女子たちがざわめく。

 しかし、ジュエリーで真摯にアピールしたジュエリーブランド経営・加藤紀穂さん(32歳)や、一目惚れをアピールした元ワインバー勤務・田﨑樹理亜さん(27歳)にはローズ出ず。

「おもしれー女」ポジションの黒澤さん。他女性と一線を画すタイプでもある

ろい:久次米くん、どう見ても恋愛上手な女子に弱いだろ。

ミクニ:君呼びになっちゃう気持ち、分かる(笑)。歩希も菜々子もゆんも、個性はあれどあざと可愛いタイプでもあるよね。

ろい:黒澤さんはちょっとタイプ違うけど、やっぱり奥手男子からすると、親近感があってありがたい。女性らしさとか奥ゆかしさでアピールする子より、自分からフレンドリーに寄ってきてくれる女の子との方が話しやすいんだろうなあ。

 しかし久次米氏も、黒澤楓さんには「海辺追いかけローズ」していたり、村岡優子さんにはツーショットデートなしのサプライズローズを他の女性の前でプレゼントしたりと、彼なりのアピールも。

 2回目のカクテルパーティでは、自分より歳下の雑誌編集アシスタント・小田美夢さん(24歳)に「Sっぷり」を見せたり、もともと知り合いのインバウンドビジネス企画開発・石森美月季さん(27歳)には、肩の力を抜いてふざけ合うようなシーンもあった。

ミクニ:スタジオでさっしーも言っていたけど、久次米君、読めないね。小田美夢や美月季のことは、ちょっと雑に扱ってふざけ合うようなシーンもあったけど、奥手男子的にも「好きな子ほどいじめたくなる」の延長なのかな?

ろい:女性の前でカジュアルに振る舞えると、自信には繋がるんじゃないかな。だけど、本気で好きな子にはなかなかできない時もある気がする。結局、本人がどんな女性とのどんな関係に居心地の良さを感じるのかによりそう。

ミクニ:女性らしさのある人の前では自分が男らしくなれるし、ロマンチックな関係を築けそうだよね。逆に、カジュアルに接せられる人となら、男女とか関係なく対等な関係を築けそう。久次米君はどっちが好きなの〜⁉︎