イラン出身のシナ・カリミアンが「戦争や武力行使といった形ではなく、会話を通して平和に進むことができれば」と平和的解決の訴え【K-1】

宮田プロデューサーにうながされ「令和の反則王」は返上のカリミアン

 カリミアンは「私の家族はそこまで裕福というわけでもないですが、そこまで貧しい家庭でもなかったです。K-1に2018年に呼ばれて、そこから私の人生は変わったと思っています。チャンピオンになることができて、ファイトマネーで家族やイランの困っている人々を助けることができたのでK-1にはものすごく感謝をしています。本当はこういった公の場で言いたくないんですが、今までのファイトマネーは私自身のために使っていたというわけではなくて、イランで困っている方々や私の家族をサポートするために寄付のような形で使っていました」などと明かした。

 不安定なイランの状況については「まず、戦争というものは最も悲しいものであり、私自身個人的にはすごく嫌いなものです。家族、子ども、そして高齢者の方々といろんな人が巻き込まれているものが戦争だと認識しています。なので、平和に向けて私たちは戦争や武力行使といった形ではなく、会話を通して平和に進むことができればと願っています」と語った。

 またアメリカやイスラエルに対しての感情については「私は政治家ではなくファイターなので、その話題に触れるべきではないと思っています」と語るにとどめた。

 昨年はリング上での反則が目立ち、現在はすっかり“令和の反則王”というありがたくないニックネームがついてしまっているカリミアンだったが、宮田氏の「今年はもう反則しないよね?」という言葉に大きくうなずき「I’m nice guy」と答えていた。

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