石井和義館長がK-1世界展開の成功に向け「非バイオレンス」「ランキング制の導入」「ナショナリズムの喚起」の3つのポイントを指摘【K-1】

そして「早く、まずランキングを作らなくてはいけない。日本ランキングで1位から10位ぐらいまでのランキングを各階級で作っていただきたい。そして世界ランキングを作っていく。世界でトーナメントをやりながら、各クラス、各カテゴリーでその国の代表選手が出てきて、トーナメントを戦う。それ以前に、できればサッカーのようにアジアとかヨーロッパとか南米とか北米などで予選を行い勝ち上がった選手たちが出てくる。そこを勝ち上がって決勝リーグに出てくるのが大変な状況。そういうものを1年かけてカテゴリーでやっていくことが大切だと考えている。そうなってくると日本だけではなかなか開催できないので、世界中の国々のプロモーターと連携して世界中で開催していただきたいなと思っている」とランキング制の導入も提案。
世界ランキングを作り、各国を代表する選手同士が戦うことでナショナリズムの喚起を呼び起こし大きな熱を生み出すことも世界展開成功のカギとなる。この部分については石井館長は「僕はやっぱりナショナルフラッグを掲げて選手たちが出てくるというのは非常に大切なことだと思う。みんな自分の国が好きだし、自分の国を愛しているし、自分の国のファンたちに支えられて、今、彼らがあるわけですから。それぞれの国々でそれぞれのキックボクシング、格闘技が広まっているんです。でもキックボクシングはみんなK-1ルールという名前でやっているんですね。みんなK-1が好きなんですよ。ただK-1というブランディングは商標登録されているので使えないので、K-1ルールという形でK-1に憧れているキックボクサーや団体が多いんです。そこはK-1は大きな気持ちで一つにまとめ上げて、K-1のもとにみんな集うようなそういう大会をやっていただきたいなと思います。それがいわゆるK-1の伸びる道だと思うし、世界的なインターナショナルなスポンサーがついていくことになる道だと思います」などと語った。