ゴダールの思考に迷い込む!日本初開催の王城ビル《ゴダールの『イメージの本』について》展

アーティスト/キュレーターを務めるファブリス・アラーニョ氏
ファブリス・アラーニョ氏は「『イメージの本』は84分の短い作品だが、制作には4年余りを費やし、映像、イメージ、本、音についてさまざまな思考を巡らせた。本展では皆さんに、映画を制作する際の頭の中に入ってもらいたい。映画を作っている時はさまざまなイメージが頭の中に浮かび、昼に考えていたことが夜には変わる。そんな時間と空間を体験してほしいということをテーマに展示を構成した。皆さんには監督の頭の中に入り、さまざまなイメージをつなぎ合わせ、自分自身で映画を編集するように歩き回ってもらいたい」などとメッセージを寄せた。
ゴダール展は王城ビルのフロアを多層的に使った映像インスタレーションで、展示は全5章で構成。スイス、ドイツ、フランスなど各国で開催してきた関連展示の中で最大級の展示規模となる。開館時間は12~20時(展示室の入場は閉館の30分前まで)、料金は2200円(税込)。8月31日まで。
