未開の地を行く“ハイブリッドパフォーマー”武知海青「東京ドームにアーティストとレスラーの両方で立ったことがある人って多分いないと思うんですよ」

(撮影・蔦野裕)

見てもらえさえすれば僕はどちらも好きにさせる自信はある

 ぜひとも実現させていただきたいと思います。
「午前中にプロレスのタイトルマッチをして、午後からTHE RAMPAGEとしてパフォーマンスとかもあり得ると思います。上裸になったら僕だけ胸がみみずばれになっていたりして(笑)。後楽園ホールで試合をした後に東京ドームでTHE RAMPAGEのライブをするとか。もし同日に開催となった時はそういったこともできるよねっていう話は一応しています」

 THE RAMPAGEのメンバーやLDHの皆さんの中にはプロレスファンの方も多かったりするんですか?
「多いです。HIROさんが一番ファンです」

 今後のさまざまな展開にも期待してしまいますね。
「これが本当にうまくいけばですけど、いろいろな可能性がありますし、皆さんを盛り上げられるというか、プロレス界隈を盛り上げられる自信もあるので。そこができるのが今は自分しかいないというか、自分が中心にいると思うので、そこは自信を持って覚悟を持って頑張り続けたいなと思います」

 最後にプロレスファンとTHE RAMPAGEのファンにメッセージを。
「自分が挑戦することによって、きっと誰かが幸せになったりとか、誰かの希望になったりとか、ファンの方が “海青くんができるなら私にもできるよね”と明日への活力にしてくれたりとか。別にプロレスじゃなくてもいいし、ダンスじゃなくてもいいし、格闘技じゃなくてもアスリートじゃなくてもいいんですよ。本当に小さいこと、家族のことだったりとか学業のことだったりとか、お仕事やバイト、何でもいいんですけど、そういう希望を持たせられるような選手でありながら、パフォーマーでい続けられるように僕自身も頑張りますので、これからも注目していただければと思います。ぶっちゃけて言うと“パフォーマーである武知海青君は好きだけど、レスラーとしては応援できない”って方ももちろんいてもいいですし“レスラーとしては応援できるけどパフォーマーとしては応援できない”という方もいてもいいと思うんです。それが僕なりのエンタテインメントだし、“どっちも好きになって”とは言わないので、好きなほうを応援していただけたらうれしいです。ただ見てもらえさえすれば僕はどちらも好きにさせる自信はあるので。頑張ります」

 武知は7月13日の後楽園ホール大会で上野勇希、彰人と組んで、ダムネーションT.Aの佐々木大輔、岡谷英樹、MJポー組と対戦する。DDT入団後の初戦となる同大会はABEMAとWRESTLE UNIVEASEで同時生中継される。