数原龍友プロデュースのGENERATIONSの新曲は今夏を記憶に刻み付けるサマーチューン ?「プレッシャー感じてるヤツが作る曲ではない」

出来上がったら、あ~~ん ♡って声が入ってる


ーー上條さんはソロプロジェクトのKAZでも組まれていて、たぶん、打ち合わせもいらないんじゃないかぐらい気心が知れている相手ですね。

数原龍友:和気あいあいとやりましたよ!  制作を始めたのは3月とか4月とかなのかな、(佐野)玲於のデモ(『Magic Hour』)が上がってきたぐらいだったから。こんな感じになるんだなってなった時に……自分のは夏っぽいのがいいかって思って、ゴスペル要素とかマイケル要素を入れたクールな方に振ろうと思って、頌さんともそういう話をして、イントロはこういう感じで、世界観はこう、このあたりは歌を聴かせたくて…っていう土台、設計図みたいなものも共有していてたんです。で、メロディーとかリリックを考えだしたら、おバカな方がいっぱい出てきてしまった。それで思ったんですよ、今やるべきことはそういうことなのかもしれないなって。自分のクリエイティブな部分の気持ちに正直に作ったのがこの曲って感じです。

ーーゴスペル、マイケル……上條さんと一緒に作っていることもありますし、最初のイメージは少しKAZ的な作品だったのかと思いますが……どこに行ってしまったんでしょうね。

数原龍友:……全然違うのが出来上がっちゃったから、頌さんも笑ってましたよ、本当にこういう方向性で行くの? 打ち合わせと違うけどって(笑)。ここは歌を聴いてもらうパートにしたいんですとかいってたのに、出来上がったら「あ~~ん ♡」って声が入ってるんですから(笑)。自分でも言ってたことと全然違うって思いましたけど……GENERATIONS色、バラエティーでわちゃわちゃの方がどんどん強くなっていった感覚です。

ーーきっとGENERATIONSの事を考えて制作しているからですよね。

数原龍友:ライブを想定したり、季節とか。いろんなことをトータル的に考えたら、これがハマるなっていう。それと他の曲の並びを見て、とか。

ーー数原さんが不真面目って言ってるわけではないんですけど(笑)、ほかの方たちの作品は真面目でしたよね。

数原龍友:それは僕もめっちゃ思いました。どの曲も、しっかりしていて、かっこいい音楽で、みんな、そうなりたかったんだって。ただ僕は、先ほども言いましたけど、GENERATIONSにこういう音楽をやらせたいとかではなく、プロジェクトの締めくくりで夏のリリースでってタイミングなら、こういうことになるよねみたいな。皆さんに喜んでいただける、GENERATIONS!そういう感じの曲なので。

ーーちゃんとバランスを取ってまとめた、と!こういったパーティーチューン的なアプローチの楽曲は現体制になって初ですし、待たれていた楽曲でもあると思います。

数原龍友:夏っぽいですしね!フェスとかではEXILEさんの「SUMMER TIME LOVE」をよくカバーさせてもらうんですけど、季節にあった曲っていうのはやっぱり武器になるんですよね。それもあって作っておこうと思ったところもあります。