数原龍友プロデュースのGENERATIONSの新曲は今夏を記憶に刻み付けるサマーチューン ?「プレッシャー感じてるヤツが作る曲ではない」

「またやりたいと思えるプロジェクト」

ーーPRODUCE 6IX COLORSを通じて、改めてGENERATIONSに向き合い、考えたと思います。数原さんには今のGENERATIONS、どんなふうに見えてますか?

数原龍友:何でもできるなって。僕、このプロジェクトを通して、GENERATIONSのこともそうなんですけど、メンバーそれぞれのパーソナルな部分が見えたと思っています。こういうのやりたかったなら言ってくれたら良かったのに!全然歌うのに!と思うこともあったりして、本当に面白かったんですよね。付き合いが長くなってくることで閉じ込めるものみたいなのが、それぞれあるのかなとかね。もちろんグループとしてもまだまだできることがありそうで楽しみだなと思えましたし、たくさんの気づきがありました。またやりたいと思えるプロジェクトでした。

 

今夏は数原に惑わされる? ソロ新曲は愛犬に捧げる温かい楽曲

ーーメンバーのパーソナルな部分が見えたってところで……数原さんは『Summer Vacation』のあと、シングル『Buddy』をリリースしました。ジャケットには2匹のワンちゃんが登場していて、数原さんのパーソナルが優しくさく裂している。

数原龍友:『Buddy』は、T&W……「殿」と「若」っていう僕の愛犬に向けた向けた楽曲です。

仕事が終わって帰った時に癒しをくれたりして、彼らはそこにいてくれることで日々を彩ってくれるんですよ。その恩返しとして、おいしいご飯をあげたり、いろんなところへ連れていってあげたりするんですが、自分なりの恩返しって何だろうな?って考えた時に、それは音楽で残していくことだろうと。いつか必ずお別れの時が来るものだから、大切な存在だったとより強く思えるようなものを残しておきたかった。こういう曲、ずっと作りたいと思ってたんで。

ーーそれがこのタイミングだったのには理由はあるんですか?

数原龍友:それは頌さんのデモかな。この曲、作ったのは最近なんです。頌さんがデモを上げてくれた時に……ちょっと言い方がアーティストっぽいかもしれないですけど、イメージがこう……降ってくるわけじゃないですか、こういうテーマでいけそうだなって。サーフミュージックっぽいチルな部分も多いんですけど、トラックにどこか切なさみたいなことを感じて……殿と若にメッセージ書いたらすごく素敵なものになりそうだって思ったんです。

『Buddy』

ーー曲のラストが、すごくいいんですよね……

数原龍友:声が入っているところ? レコーディングも楽しかったですねえ、殿と若を追いかけ回して! あの声のところを録るために連れて行ったんですよ。

ーーそれであのリアリティが……

数原龍友:最初から最後までいたわけじゃないですけどね。いつもやってるおやつあげる瞬間をね、マイクの前で。笑い声も入ってるんですけど、頌さんだったりそこに立ち会ったスタッフとかが笑ってたのを冗談半分ではめてみたらめっちゃいい雰囲気だったんで、使っています。……殿と若がいなくなっても、同じように愛する気持ちがずっと続けばいいなあ……

ーーさて『Summer Vacation』が出ていき、『Buddy』が続きます。さらにシングルの2曲目『Avocado feat. Airi Suzuki』は大人な雰囲気で……。3曲続けて聴いた人、特に最近になって数原さんを知ってくれた人は……数原さんに惑わされる2025年の夏を過ごすことになりそうですね。

数原龍友:多重人格(笑)!……いい夏になりますよ、きっと。

(TOKYO HEADLINE・酒井紫野)