かつてのハネムーン先が人気観光地へ! 昭和レトロなフォトスポットを巡る熱海の旅

 今年は昭和元年から数えて100年目にあたる “昭和100年”。若者を中心に昭和レトロがブームを巻き起こす中、都心からのアクセスのよさとそのフォトジェニックぶりで、近年注目を集めているのが熱海だ。

上:近年は昭和レトロな街並みが残る観光地として再び人気を呼んでいる熱海/下:1973(昭和48)年にオープンした熱海のシンボル「ホテルニューアカオ」

 東京駅から新幹線で約45分、特急踊り子で約1時間20分。かつては新婚旅行や団体旅行のメッカと言われ、バブル崩壊後に衰退の一途をたどった熱海だが、近年は昭和レトロな街並みが残る観光地として再び人気を呼んでいる。その人気の秘密を探るべく、ジャスト昭和世代の記者が熱海の街を歩いた。

 熱海駅から送迎バスで約10分の「ホテルニューアカオ」は、1973(昭和48)年にオープンしたリゾートホテル。2021年にコロナ禍の影響などから一時閉館し、2023年7月に “昭和98年 熱海のシンボル蘇る” をコンセプトに営業を再開。ホテル屋上に掲げられた「ニューアカオ」の電飾看板など、半世紀以上にわたるホテルの歴史と昭和の香りを色濃く残してリニューアルした。

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