武知海青に蝶野正洋がマイクアピールをアドバイス。「お互いに相手の言うことなんて聞いてないから、自分の勢いでガンガン行くしかない」

最後は武知の音頭で「ダー」

 自身のプロレスラーとしての活動については「大きなこと言えないんですけども、たくさんの方と試合がしたいっていうのは一番の夢かもしれないです。外国人とかも含めていろいろな方と試合をして、プロレスを教わりながら、もっともっと好きになりたいですし、僕が出ることでまだまだプロレスを知らない方や初めて見に来る方がたくさん来てくださると思うので、そういった方々にプロレスの素晴らしさを伝えていきたいなっていうのが今一番の夢です」と語った。これに蝶野は「昔のレスラーは、アメリカではアメリカンフットボールをやりながらプロレスをやったりとか、野球選手もやったりという形があるから、二刀流でダンスの芸能もやりながらプロレスもしっかりやるというパターンを作ってもらいたいよね」とエールを贈った。

 この日は短い時間ではあったが、蝶野と接した中で学んだことについて「やっぱりアドリブ力です。圧倒されています。技のように飛んでくるので」という武知に蝶野は「俺とか三銃士世代はまだ常識があるから。その上のちょっと危ない先輩たち、藤波さん、長州さんはもう会話にならない。これから気を付けてね」とアドバイス。なおも「よく言う、札幌事変。あそこのマイクのやり取りも、もう投げっぱなし。拾ってくんないもん。また投げ返す球もどこに行ってるか分からない所に投げ返すから会話にならない」と猪木さんと蝶野が2002年の札幌大会で繰り広げたマイクのやり取り、いわゆる「猪木問答」の裏側を明かしたうえで「だからリングの上で“てめえこの野郎ふざけんな”って言ってるあのやりとり、お互い聞いてないからね。ただ自分の勢いでガンガン行くしかないんだよ。ただ、それは芸能界で通用しないから」とアドバイスしていた。