大鹿統毅が難敵・岩尾力に判定勝ち。「1回も出たことがないので、K-1に出してもらいたい」とアピール【Krush】

勝利に雄叫びをあげる大鹿(右)(撮影・上岸卓史)

 3R、大鹿が右カーフ、左ミドル。岩尾はなかなか手が出ない、岩尾の右ストレートをかわした大鹿が左フック。大鹿は左ボディー、岩尾は左ジャブ。下がらされた岩尾が右ストレートもかわす大鹿。大鹿は距離を詰めて左ボディー。じりじりと圧の大鹿。岩尾が右ストレート、大鹿はパンチを連打。岩尾が組み止め、注意が出る。大鹿が左三日月。岩尾の右ストレートの打ち終わりに大鹿も右ストレート。残り30秒、打ち合いとなるが岩尾が組み付く場面が増え、岩尾にイエローカードが出る。残り10秒、打ち合いに出る岩尾だがすぐに試合終了のゴング。

 判定29-30、29-30、29-30で大鹿が勝利を収めた。

 大鹿は試合後の会見で「自分にとってはすごい大きな勝利。岩尾選手は前回の試合もそうですし、最近の試合はほぼKOで勝っている。自分も岩尾選手は強いっていうことを想定していたので、そこに勝てたのは大きな階段を踏んだのかなと思っています。岩尾選手はランキングをつけるとしたら結構上位だと思う。自分は1回もK-1に出たことがないので、K-1に出してもらいたいです」と初のK-1出場をアピールした。

「Krush.179」(8月23日、東京・後楽園ホール)
◆プレリミナリーファイト/Krushフェザー級/3分3R
○岩上行統(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)(判定3-0=30-27、30-27、30-28)倉田大珠(朝久道場 KING TEAM KURATA)●

◆第1試合/Krushスーパー・バンタム級/3分3R・延長1R
●嶋 拓実(K-1 GYM横浜infinity)(2R2分24秒、KO)内田竜斗(チーム・タイガーホーク)○

◆第2試合/Krushフェザー級/3分3R・延長1R
○寺島 想(AX GYM)(延長判定3-0=10-9、10-9、10-9 ※本戦判定0-1=28-30、30-30、30-30)龍翔(EX ARES)●

◆第3試合/第5代Krushフライ級王座決定トーナメント・一回戦(1)/3分3R・延長1R
○安尾瑠輝(K-1ジム心斎橋チームレパード)(3R2分16秒、KO)渡部 蕾(KNOCK OUTクロスポイント大泉)●

◆第4試合/第5代Krushフライ級王座決定トーナメント・一回戦(2)/3分3R・延長1R
●吉川仁清(WIZARDキックボクシングジム)(判定0-3=29-30、29-30、29-30)大久保世璃(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)○

◆第5試合/第5代Krushフライ級王座決定トーナメント・一回戦(3)/3分3R・延長1R
●有馬大翔(SHINE SPORTS CLUB)(判定0-3=28-30、27-30、27-30)海凪(RAUSU GYM)○

◆第6試合/第5代Krushフライ級王座決定トーナメント・一回戦(4)/3分3R・延長1R
○上遠野寧吾(POWER OF DREAM)(延長判定3-0=10-9、10-9、10-9 ※本戦判定1-1=29-30、30-29、30-30)東虎之介(ALONZA ABLAZE)●

◆第7試合/Krushバンタム級/3分3R・延長1R
●板橋武留(KIWAMI GYM)(3R1分16秒、KO)柿﨑 瑠(KNOCK OUTクロスポイント大泉)○

◆セミファイナル(第8試合)/Krushスーパー・バンタム級/3分3R・延長1R
●岩尾 力(POWER OF DREAM)(判定0-3=29-30、29-30、29-30)大鹿統毅(K-1ジム総本部チームペガサス)○

◆メインイベント(第9試合)/Krush女子フライ級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
●池内紀子(POWER OF DREAM)(延長判定0-3=9-10、9-10、9-10 ※本戦判定0-1=28-30、29-29、29-29)ソフィア・ツォラキドゥ(ギリシャ/PANTHERS SPORTS ACADEMY)○
<<< 1 2 3