GENERATIONS、ジェネのエンタメを詰め込んだ濃密な5時間半! ファッションショー、音楽ライブにダンス、マッスルなランウェイも!
最初のステージは『THE OPENING TALK by 小森隼』。“語る表現者”小森によるスタンダップコメディだ。小森は1人で登場すると笑顔を浮かべて会場をぐるりと見回し、両手を大きく広げて「TOKYO GENERATIONS COLLECTIONにお越しの皆さん盛り上がってますか? 」。そして「本格的に始まる前に、みなさんと一緒にファッションについて考えていきたいと思います。皆さんはなぜおしゃれをするんでしょうか? なぜ服を着るんでしょうか?」と問いかけ、ファッションの起源や変遷、ファッションショーの始まりから現在に至ったのかを、心地よいリズムと説得力を持ってトーク。
途中、江戸時代の歌舞伎役者たちが着ていたであろうという着物への早着替えもあり、履いていた靴を高く投げると笑い声があがった。ファッションショーは服の展示ではなくアートであり文化、社会性を訴える場所、トレンドではなくメッセージであるとして、「GENERATIONSのメンバーがともにお届けするさまざまなメッセージを受け取ってください。TOKYO GENERATIONS COLLECTION、楽しんでいってください」と、約10分の”オープニングトーク”を終えた。
小森はこの日、『TAP INTO STORY STAGE by 小森隼』と題して、タップダンサーと一緒に、総勢27名でミュージカル仕立ての希望に満ちた内容で明るいステージを用意。少年の夢がテーマで、「僕自身がEXILEさんに夢をもらってこのステージまで立てたというのがあるので、自分が表現するショーケースみたいなものがキッズの夢になったりとか新しいきっかけになればと作らせていただいた」と話した。
小森のオープニングトークからバトンを受け取ったのは白濱で、『昭和コレクション STAGE by 白濱亜嵐』。DJとして国内外で活躍する白濱が選曲した誰もが一度は耳にしたことがあるであろう昭和のヒット曲に合わせて、ワンピースなどカラフルな昭和レトロなファッションに身を包んだモデルらランウェイに登場。ステージ後は「昭和の名曲って今後もずっと残り続けていくんだなと思いました」と白濱。最後の「RIDE ON TIME」では白濱もランウェイに加わり、ペアダンスで会場を沸かせた。終了とのトークで、MCを務めた小森に「DJだけかと思ったら最後踊るんかい!」と突っ込まれると、「RIDE ON TIMEしましたね!」と笑顔。当初から踊ろうと思っていたといい、他のメンバーも踊る中で自分が魅せられるものは何かとペアダンスを選んだと話した。
白濱のもうひとつのステージは、自身の好きなスポーツブランド「UMBRO」とタッグを組んだ『UMBRO STADIUM STAGE feat.PKCX by 白濱亜嵐』で、その時間だけ、さいたまスーパーアリーナをクラブフロアに変えてしまった。
片寄の最初のステージは『READING PHOTOGRAPHS ~SWEET MEMORIES~ by 片寄涼太』。片寄が自身が綴った文章を、片寄が撮影した写真と投影しながら朗読するというしっとりとしたステージ。FUJI FILMとコラボしたステージで、カメラで写真で撮ること、レンズ越しに見た景色から感じたことを語りかけながら、アートでエモーショナルな時間だった。「SWEET MEMORIES」を語るように歌い上げてステージを終えると「さいたまスーパーアリーナでできるギリギリの尺で朗読をやってみようと思ってやらせていただいた」と笑った。
『The Vibe from Bouquet by 片寄涼太』は、先日リリースしたソロアルバム『Bouquet』の収録曲をパフォーマンスすることでアルバムを感じてもらおうとプロデュースしたもので、「Smoky Town Rain」では香りを感じられる演出もあった。