GENERATIONS、ジェネのエンタメを詰め込んだ濃密な5時間半! ファッションショー、音楽ライブにダンス、マッスルなランウェイも!
静かな会場をけたたましいアラーム音で切り裂いてスタートしたのが、佐野の『JAPANESE OFFICE WORKER by 佐野玲於』。佐野はワイシャツとネクタイにトランクス姿で、ビジネススーツ姿のダンサーたちを引き連れてパフォーマンス。「ダメなんだけど、こうなれたらいいなってスーパーサラリーマンになるんだけど夢落ちっていう」という展開で、メインステージ、花道、ランウェイのトップをフル活用したユニークでクール、しゃれがきいたダンスパフォーマンスにオーディエンスは大興奮だった。
ステージ後は汗でメガネを曇らせながらトーク。「亜嵐君、涼太と感動するようなステージをお届けしているなと思いながら、自分はパンツ一丁でギリギリまで練習をしていて。だんだん自信がなくなってきて……ぶち壊しちゃうんじゃないかなって」とほっとした表情だった。もう一つの『Born in the street by 佐野玲於』は、ダンサーたちとストレートにダンスで魅せる内容。2種の異なるアプローチのダンスステージで魅せた。
数原の『TGC歌謡祭ステージ by 数原龍友』は、数原が自身が聴いてきたという、Snar Pocket、nobodyknows+がライブ。進行は懐かしいカウントダウン番組をオマージュしたものだった。ライブアクトの間は、コウメ太夫、いつもここから、ダンディ坂野が盛り上げ。「さいたまスーパーアリーナという大きな小屋」に、おなじみのキラーフレーズを響かせると、数原は大喜び。会場はがらっと変わった空気になったものの、会場は失笑していた。もうひとつの『NO PAIN NO GAIN by 数原龍友』ステージは、数原の歌や演奏するなか藤田ニコルらがランウェイするという豪華な内容。会場の音量を95%下げてまで自身の愛犬たちを登場させるという、イベントのキャッチフレーズ通りのやりたい放題なところも。目を細める数原に、オーディエンスもほっこりしていた。
中務は魅せるステージでオーディエンスもメンバーも圧倒した。なかやまきんに君も登場したマッスルとランウェイの新境地「MUSCLE COLLECTION STAGE」ではランウェイ上でトレーニングをして見せるなど見たことがない演出で会場を沸かせたが、アーティストの東京ゲゲゲイを招いた「“TGY”SPECIAL SHOW CASE feat.東京ゲゲゲイ」では会場をどよめかせた。中務は結成20周年を迎えた架空のアーティストグループ“TGY”の脱退してから音信不通になっていたメンバーとして登場。小森が20周年アルバムについてインタビューをするなかでサプライズ登場して15年ぶりにメンバーと再会を果たした。
ステージの後のトークで、鍛え上げられた筋肉を覆いつくした衣装とヘアメイクで、舞台裏では中務であると誰にも気づいてもらえなかったと笑った。ステージではなかなか見せたことがないようなダンス、そしてラップも初披露。「イヤモニをガチガチでつけていたので盛り上がっているか心配だったんですけど、盛り上がっていただけた感じですね」と笑顔だった。